立秋を過ぎましたが、きのう土曜日8月10日は
体感的にこの夏いちばんの暑さだったのではないでしょうか。
「はあ(8)」「と(10)」、
つまり「ハートの日」でもあったそうで、
高安成帆パッション的にいえばホットサマーデイだったのも
むべなるかなです。
ワタシたちの「気づきcafé®」はそんな日にふさわしく、
第28期「蕎麦Tea」組の第3回めを東京・銀座で開催しました。
参加者の方々は前回のブログでもご紹介した通り、
女性2名、男性1名です。
モデルをされながら革製品の製作に関わる20代のAさん、
ダンスインストラクターで既婚、
お子さんのいらっしゃる40代Y子さん、
大企業の役員からコーチ業と講師業への
転身の途上にあるN〜さん。
ファシリテートするワタシ高安成帆との4人の場になります。
過去2回の開催はもちろん、
その合間のグループLINEでのやりとりもあって、
AさんY子さんN〜さんの間には固い信頼関係が結ばれてきました。
Y子さんとN〜さんには配偶者とお子さんがいらっしゃり、
Aさんも含めてお仕事やサークルや
コミュニティのつながりを持っています。
プライベートにもご友人がいらっしゃることでしょう。
でも、それらの方々とは「こういう話はできない」と
口を揃えておっしゃいます。
自分の話ができる安心な場所って
ほんとうに滅多にないものなんだなあ、
というN〜さんの感慨にみなさん同感されていました。
ワタシはコーチという職業柄、
心からの自分語りができる場所や関係が
特別であるという思いが薄れています。
しかし、「気づきcafé®」を開催するたび、参加される方々の、
これまでの人生でこのような話を他の人としたことが
ほとんどなかった、という驚きにも似た言葉に、
ワタシもはっとさせられます。
みなさんが安心して自分について話せる安全な場所づくりは、
ファシリテーターとしてのもっとも大切な役割の一つです。
ワタシたちだけでなく、参加者の方々が
相互にこの場所を守ってくださることも不可欠になります。
信頼関係によって作られる場所を守りあうことで
さらなる信頼関係が育まれるのです。
それが「気づきcafé®」のそれぞれの組の、
卒業後までもゆらぐことのない礎となることでしょう。
そのようにして「蕎麦Tea」組でも
堅固な信頼関係が結ばれているわけですが、
対話がどんどん深まるのは素晴らしいことではありながら、
時間的には回を追うごとにどんどん押してくる、
つまり長引いてしまう、といううれしい悩みがあります。
ワタシも対話が嫌いではないもので
(だからこそこのお仕事をしているといえます)
自ら熱く盛り上げてしまったりして。
グループセッションにおいては時間も重要な要素の一つですから、これはワタシ自身の課題ですね。
お三方それぞれのここまでの変化に少し触れましょう。
まずダンスインストラクターのY子さん。
彼女は「気づきcafé®」第1回で、ご自分の価値観が
「目立ちたい」であったことに気づかれました。
主婦であり母親であることから、
家族を優先して生きてこられましたが、
自分はじつは目立ちたかったんだ、と認めて、
その価値観を自ら尊重することを選ばれたのです。
そして、ご自分のダンス動画をインスタグラムに
アップされました。
「蕎麦Tea」組とワタシにアカウントを教えてくださったので、
さっそく拝見しましたが、
ワタシはすごく感動して涙が出てきました。
うつろいゆく自然が見せる最高のライブ感に
彼女のダンスが融合していくさまがほんとうに美しかったのです。
Y子さんはこういう人だったんだ、
彼女の本質はこれなんだ、という感動でした。
他の方にもアカウントをご紹介してもいいかしら、と聞くと、
彼女からは、ええ、ぜひお願いします、
と明るい声が返ってきました。
彼女のここまでの変化の大きさにワタシも驚いています。
Y子さんの変化の度合いはAさんとN~さんにも当然伝わり、
それぞれに刺激剤となっているようでした。
Aさんは革製品を愛する思いを再確認され、
この愛をどのようにビジネスに映し出そうかと考えておられます。
Y子さんとN~さんには人生の先輩として話を聞いて欲しいという、素直な気持ちも表されていました。
N〜さんは、闊達な女性陣に影響を受け、
ご自身の課題と向き合っています。
ご家族や部下、「蕎麦Tea」メンバーにも
いつも心温かく接してくださるN~さんですが、
ご自身に対しては厳しい評価をしてしまいます。
女性たちから、もっと自分をかわいがってください、
といわれたN〜さん。
僕は自分に厳しすぎた、もっと自分を認めてやろう、
と思われたようです。
ワタシがいつもみなさんにお話ししている
「シャンパンタワーの法則」をおさらいしましょう。
シャンパンタワーのてっぺんのグラスは自分です。
シャンパンをその上から注いで、
自分のグラスがいっぱいになってあふれたら、
次の段にあるパートナーやご家族のグラスに、
それらもあふれたら地域やコミュニティ、
お仕事でつながる方々に。
このシャンパンこそが「愛」なのです。
自分のグラスが満たされないままで
他の人のグラスにシャンパンを注ごうとすると
愛は涸れてしまいます。
N〜さんもこの法則に気づいてくださったようで、
ワタシたち女性陣はほっとしました。
いちいち深くて濃ゆいのが第28期「蕎麦Tea」組の
特徴かもしれません。
後半に入ってからのお三方のさらなる変化にワクワクしながらの解散でした。
「気づきcafé®」につきまして、
詳しくは弊社チア・ドリームのホームページをご覧ください。
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