私が担当させていただいている,無戸籍児問題の解決を目指した2つの訴訟(住民票訴訟と嫡出否認制度違憲訴訟)の内,嫡出否認制度違憲訴訟について,平成30年8月30日に大阪高裁で判決が言い渡されました。

 

 

 

判決は原告側(控訴人側)の請求を棄却したものの,判決では,「無戸籍児問題の解決のためには,戸籍,婚姻,嫡出推定,嫡出否認等の家族をめぐる法律制度の制度全体の中で解決を図るべき問題である」と判示がされ,無戸籍児問題が解決を必要とされていること,その解決のためには現在の法律制度を変えなければならないことを,裁判所も認めた内容となっています。具体的な判決の内容につきましては,新聞等の多くのマスコミで取り上げていただきましたので,ご存じの方も多いことと思います。

 

 

 

訴訟は上告がされる予定でありまして,最高裁判所による評価を受けることになります。私は法律家として,最高裁判所が,この無戸籍児問題を解決するための方法を,法解釈によって示してくれるものと信じています。

 

 

 

大阪高裁判決の具体的な内容につきましては,このブログで数回にわたり,お話をさせていただく予定です。よろしくお願いいたします。