最近ハマっている人がいる。


突然YouTubeのオススメに上がってきて何気なくその動画を再生し目が離せなくなった。


現代アーティストの小松美羽さん。

ライブペイントをノーカットで動画で見た時からどんどん惹かれていった。


作品を描いているときの彼女の美しさたるや、目が離せない。


バラエティ番組やインタビューの動画も見たけれど、喋っている時はとてもあのような絵を描くとは想像もつかない。


そのギャップが益々興味を引く。


本を出していると知りさっそく取り寄せて一気読みした。

『世界の中で自分の役割を見つけること 最高のアートを描くための仕事の流儀』


その本の中で小松美羽さんが座右の銘としている詩が載ってあった。


茨木のり子さんの『自分の感受性くらい』

という詩だ。


僕もその詩に感動してしまった。

有名なのだろうけど僕は今まで知らなかった。

なのでここでシェアしたい。



『自分の感受性くらい』

茨木のり子著、花神社刊


ぱさぱさに乾いてゆく心を

ひとのせいにはするな

みずから水やりを怠っておいて


気難しくなってきたのを

友人のせいにはするな

しなやかさを失ったのはどちらなのか


苛立つのを

近親のせいにはするな

なにもかも下手だったのはわたくし


初心消えかかるのを

暮らしのせいにはするな

そもそもが ひよわな志にすぎなかった


駄目なことの一切を

時代のせいにはするな

わずかに光る尊厳の放棄


自分の感受性くらい

自分で守れ

ばかものよ



僕もこれを心に刻んだ。

茨木のり子さんは、もっと自分の感性を信じろ!と言ってくれてるんだなと。


自分が今何を感じているのか。

そしてそこに愛情や自信を持って進めと。


色々と深く感じる作品だ。

もっと自分を愛せそうな気がしてきた。