どちらにしろ生きていく
何が変わるとは言えない
それでも湧き上がる愚門
生産的なことだけが
僕を歩ませるわけじゃない・・・
四角い空に愚門
ふっと途絶えた誘導灯
遠ざかる営みの足音
檻の中の解放感が咲き
悲観めいた楽観を抱く
離れない 離さない なんて
自信も確証もないことを
本気で口にできたあの頃に
時が戻らぬのを承知で
投げかけずにはいられない
僕である意味はあったかな
瞳が 声が 腕が 心が
僕のものである意味は
君が割いた時間の中に
僕でなきゃならない瞬間が
ただ一度でもあったのなら
それだけで僕は
それだけが僕を