原油相場は小動きが続きます。週明けの時間外取引は小幅堅調に始まった後下げに転じたものの、$60/bbl大台を割る雰囲気にはなりませんでした。
10月27日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比19セント安の$61.31/bblで、引け後の時間外取引は$61/bbl台半ばです。
先週後半の上昇から戻り一杯の空気感はあるものの、米中協議に対する楽観的な空気が下げを回避させています。
一方で、OPEC+ 有志国による増産継続の観測は上値を抑えます。
EIA や IEA が世界の石油需給バランスに対して大幅な供給過剰を予想する一方、OPEC もかつてのまとまった逼迫予想から均衡寄りに見通しを修正しています。
逼迫予測は自主減産解消を加速する根拠になってきたのでしょうが、需給予想の均衡化は増産の緊急性を薄くさせています。
とはいえ、コロナ禍による市場環境の悪化で始まった自主減産をいつまでも続ける理由もまたありません。
2025/10/27
NYMEX WTI Dec: $61.31/bbl ( -0.19 )
20日移動平均: $60.38 ( +0.10 )
ボリンジャーバンド
+2σ: $63.93/ -2σ: $56.82
幅: $7.11 ( -0.52 ) / 100日平均: $8.09
ボラティリティ
29.86 ( -2.10 ) / 100日平均: 30.70
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