9月7日の NYMEX WTI 原油先物市場は、レイバー デーの祝日で休場です。時間外取引は前週末引け値水準の$39/bbl台前半で推移しています。需要回復期待に対する楽観がやや後退しており、原油相場の先行きに重石となりそうです。
中国税関総署によると、8月の同国の原油輸入量は日量1,122万バレル相当の4,748万トンで前年比12.6%増でした。4か月連続の増加ですが、前月比は2か月連続でマイナスとなっています。
石油製品の輸出入は232万トンの輸出超過です。
4月の OPEC+ 大増産とコロナショックによる需要消失で暴落した原油相場は中国企業のバーゲン ハントを招き、6~7月の輸入量を大きく押し上げました。その後の価格回復で調達量は落ち着き始めています。需要の先食いのため、年末にかけては中国の原油輸入量が低迷することも予想されています。
サウジアラムコは10月積みのアジアと米国向けの原油価格を引き下げました。アジア向けは前月に続く下げで、米国向けは7か月振りの引き下げです。
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