原油相場は前日に続いて小幅上昇です。ドル高を受けて朝方は軟調でしたが、結局$85/bblを割れることなく切り返しています。ただ、前週末から今週前半にかけての下げでファンドは大幅に買いを減らしています。
10月26日のNYMEX WTI 原油先物の終値は前日比23セント高の$86.28/bblで、引け後の時間外取引は$86/bbl台前半です。
ハリケーン・サンディーは週明けにバージニアからコネチカットにかけた米国東海岸に上陸することが予想されており、ニューヨークやワシントン周辺に被害が出ると見込まれています。
これを受けて石油製品の生産や流通に混乱が予想されますが、原油にとっては処理量低下で弱材料の面もありますね。
米国の第3四半期GDP成長率は予想より良い結果でしたが、同期間の個人消費や足元10月の消費者信頼感指数は予想を下回るなどまちまちな数字で、先行きの方向性は引き続きはっきりしません。
イラン情勢やシリア情勢に新たな動きは報じられていませんが、緊張解消の兆しもないため原油相場が大きく崩れることは回避されています。
ただ、頭重い展開が続くため、投機資金は焦れて離脱が進んでいるようですね。
引け後に米国商品先物取引委員会(CFTC)が発表した10月23日時点の建玉報告では、ヘッジファンドによるWTI 原油先物の買い越し幅は前週比19.8%減でした。前週の小幅拡大から一転再び大幅に縮小しています。
(参考図表)
ファンドの原油先物買い越し幅は7月上旬以来の低水準となりました。が、総取組高は前週比0.1%減に留まり、引き続き150万枚大台後半です。
アンゴラとエクアドルを除くOPEC加盟国は、冬季の季節的な需要を見込んで11月10日までの4週間の原油出荷量を前4週より日量20万バレル増やして日量2,384万バレルとしている模様です。
■ OPEC to lift shipments on winter demand (Saudi Gazette)
洪水などの影響で産油量の落ちていたナイジェリアの生産も復旧していますし、OPECの供給は潤沢に行われる見通しです。
足元のブレント原油相場はまだ$110/bbl近く、サウジアラビアなどが需要減退を防ぐために目標とする$100/bblを上回っています。
インド石油天然ガス省によると、9月の同国の原油処理量は前年比11.4%増の1,413万トンで、日量換算では345万バレルとなりました。8月の処理量の前年比8.4%増に続き高水準の増加です。
9月の原油処理量は中国も前年比7.0%増と堅調でした。日本のみ7月から9月にかけて処理量が前年比マイナスでしたが、9月最終週以降石連週報のデータはプラスに転じています。
アジアの石油需要に回復の兆しと見てよいものでしょうか……
2012/10/26
NYMEX WTI Dec $86.28/bbl ( +0.23 )
20日移動平均: $89.80 ( -0.37 )
ボリンジャーバンド
+2σ: $94.45 / -2σ: $85.14
幅: $9.31 ( +0.55 ) / 100日平均: $9.70
ボラティリティ
28.29 ( -0.03 ) / 100日平均: 28.16
10月26日のNYMEX WTI 原油先物の終値は前日比23セント高の$86.28/bblで、引け後の時間外取引は$86/bbl台前半です。
ハリケーン・サンディーは週明けにバージニアからコネチカットにかけた米国東海岸に上陸することが予想されており、ニューヨークやワシントン周辺に被害が出ると見込まれています。
これを受けて石油製品の生産や流通に混乱が予想されますが、原油にとっては処理量低下で弱材料の面もありますね。
米国の第3四半期GDP成長率は予想より良い結果でしたが、同期間の個人消費や足元10月の消費者信頼感指数は予想を下回るなどまちまちな数字で、先行きの方向性は引き続きはっきりしません。
イラン情勢やシリア情勢に新たな動きは報じられていませんが、緊張解消の兆しもないため原油相場が大きく崩れることは回避されています。
ただ、頭重い展開が続くため、投機資金は焦れて離脱が進んでいるようですね。
引け後に米国商品先物取引委員会(CFTC)が発表した10月23日時点の建玉報告では、ヘッジファンドによるWTI 原油先物の買い越し幅は前週比19.8%減でした。前週の小幅拡大から一転再び大幅に縮小しています。
(参考図表)
ファンドの原油先物買い越し幅は7月上旬以来の低水準となりました。が、総取組高は前週比0.1%減に留まり、引き続き150万枚大台後半です。
アンゴラとエクアドルを除くOPEC加盟国は、冬季の季節的な需要を見込んで11月10日までの4週間の原油出荷量を前4週より日量20万バレル増やして日量2,384万バレルとしている模様です。
■ OPEC to lift shipments on winter demand (Saudi Gazette)
洪水などの影響で産油量の落ちていたナイジェリアの生産も復旧していますし、OPECの供給は潤沢に行われる見通しです。
足元のブレント原油相場はまだ$110/bbl近く、サウジアラビアなどが需要減退を防ぐために目標とする$100/bblを上回っています。
インド石油天然ガス省によると、9月の同国の原油処理量は前年比11.4%増の1,413万トンで、日量換算では345万バレルとなりました。8月の処理量の前年比8.4%増に続き高水準の増加です。
9月の原油処理量は中国も前年比7.0%増と堅調でした。日本のみ7月から9月にかけて処理量が前年比マイナスでしたが、9月最終週以降石連週報のデータはプラスに転じています。
アジアの石油需要に回復の兆しと見てよいものでしょうか……
2012/10/26
NYMEX WTI Dec $86.28/bbl ( +0.23 )
20日移動平均: $89.80 ( -0.37 )
ボリンジャーバンド
+2σ: $94.45 / -2σ: $85.14
幅: $9.31 ( +0.55 ) / 100日平均: $9.70
ボラティリティ
28.29 ( -0.03 ) / 100日平均: 28.16