ぎゃー!!!


コツコツ作業してて、煮詰まった夜中は、本屋めぐりが楽しい。


ふらふらと出かけた、一軒目。




そいで二軒目。




夜中の本屋はなんだかすんごいわくわくする。意識はナチュラルハイでなんだか集中してるしね。


二軒目の本屋で見つけた懐かしい本がある。




小さい頃何度も読んだ童話。


当時はわからなかったこの本のすごさが今になってよくわかる。


かえる君と・がま君。二人の親友のお話なんだけど、ある日かえる君が突然小さくなって見えなくなってしまうの。

そいで、焦ったがま君は「かえる君がいないと僕ダメなんだよー!」って大騒ぎしてるうちに目が覚めるってお話。夢だったわけ。

安心したがま君が「かえる君、いなくなってないよね?」って傍にいるかえる君に言うと、かえる君は「何言ってんだい?僕はここにいるよ」って答えるの。

そいで二人は、仲良く素晴らしい一日を過ごしました。


って感じで終わるんだけど、なんか忘れかけてた「永遠」っていうかそういうのが見えたのね。


小さい頃は、まさか両親が年を取ったり、いつも遊んでる友達と会えなくなったりするなんて思わないじゃない?

ずっと同じような平和な毎日が続くんだって思ってたし、疑いもしなかった。

でも実際は年食って、散々別れを経験して、それは友達とであったり、恋人とであったり。

人と出会うことの反対にある「いつか来る別れ」が怖くなるほどに、永遠なんてないんだって、今のこの瞬間が全てなんだって思い知らされる。


だからこそ、この童話にある「永遠」っていう夢の素晴らしさに胸を打たれた。

一期一会ってよく人は言うけれど、そんな言葉で片付けられるほど人との出会いは簡単なことじゃないと私は思う。

面倒なもの。でもかけがえのないもの。だから何度もくり返す。大切な人だからその人との「永遠」を夢見る。


こんな気持ちを呼び起こしてくれた真夜中の本屋めぐりも悪くないなー

とかおセンチになった帰り道。コンビニで買ったアイス齧りながら「寒い寒い」と一人ガタガタ震えながら帰りましたとさ。


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