私たちはみんなから認めてもらいたいと思っています。でも、みんなという人は現実にはいなくて、自分の心が生み出した人なのです。
だから、自分ができない人間になって、みんなから見捨てられると思っても、そんな見捨ててくる人はおらず、自分の中だけで不安になっているのです。
私たちは自分の心が生み出したみんなという幻想に恐れ、不安になっています。
でも、本当はみんなという人がぶち破れて、特定の人から認めてもらわなければならないことが怖いのです。
特定の人を信じたら、裏切られるかも知れない。裏切られたら自分が苦しむから、始めから信じないと思って生きているのです。
人を信じるようになって、初めて人生が始まる。
本当に現実の相手を見て生きるようになります。
人は現実の相手から見捨てられるのが怖いから、みんなという幻想を作り出して生きています。
でも、それでは何も見えないまま、生きていることになってしまうのですね。