船のヘリに印をつける人 | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

人間は簡単には変わらない。注意をされて、その時は改めたように思っても、しばらくすると戻っている。いつの間にか、やっていたこともやらなくなってきます。

それは注意されて、これがあるべき姿だと教えられても、それが都合の悪いことだと、楽な方へ楽な方へと流れてゆくからです。

始めはやらないことに対して罪悪感があったことでも、自分はこうだから、ああだからと言い訳をして、やらないことを正当化してゆく。そして、やらなくなってゆくのです。

ちょうど川に流されている船の上で剣を落とした人が、船のへりに印をつけて、ここから剣は落ちたから、この下を探せば、剣は見つかる筈だと思うように、自分が正しいと思うことは、自分の都合によってコロコロ変わる。

だから、船が川に流されるように、私たちの正義は都合の良い方向でどんどんと流されてゆくのです。

何が正しいか、何が間違っているかという基準が都合によって変わるから、私たちは幸せになりたいと思って頑張っているのに幸せになれず、苦しみ続けることになってしまう。

幸せになるには、どんなに都合が悪くても、変わらない正しい価値基準を持って、善に励んでゆかなければなりません。

変わらない価値基準を持つこと。それが幸せになる為に大切なことなんですね。