大概の苦しみは、自分の気持ちを心の中に閉じ込めて誰にも話すことができないことから起きます。
なぜ話せないのかと言えば、こんな悪いことを思っている自分だということを相手が分かったら、相手は嫌な顔をして離れてゆくと思うからです。
でも、勇気を出して話してみると、相手は大抵否定することなく、そんなことで苦しんでいたんだと分かってくれるものです。
考えてみたら、私たちはそんなことでと思うようなことで苦しんでいます。
そして、苦しみながら、この苦しみを話すことはできないと押し込めています。
でも、苦しい時ほど、相手を信じて話してみる。
そうしたら、大概の苦しみはどうでも良くなります。
話すことは不思議なこと。ただ話しただけなのに、現実は何も変わってないのに、苦しみが嘘のように抜け楽になるからです。
苦しみは自分の中に押し込めるのではなく、分かってくれる人に話す。
それが勇気が必要なことでも、勇気を出した分だけの価値があることなんだなと思いました。