天に向けた唾が自分に返ってくるように、世界に向けて起こした思いは自分へと返ってくる。
だから、幸せになりたければ、自分のまわりの人たちに価値を置いて、大事にしてあげることで、それが自分にはね返り、自分の存在を価値のある存在だと思えるようになって大事にできるようになる。
私たちはまわりの人たちから大事にされなければ、自分の存在を価値のある存在だと思えないと思っていますが、どんなにまわりの人たちから大事にされても、自分がまわりの人たちに価値を置いて大事にしなければ、価値のある存在とは思えない。
幸せな人とは、まわりの人たちに価値を置いて大事にしてあげることができる人。
大事にするから、自分のことも大事だと思える。
それはたとえまわりの人から大事にされなくても、自分の存在を大事な存在と思えるようになるのです。
幸せとは、自分の望んでいることを相手に与えることによって得られる。
幸せになれないのは、この道理が分からず、他人を心の中で馬鹿にしているからです。
苦しみは他人が与える訳では無い。すべては自分の種まきによって生み出されるものなのです。