世の中には、身体に障害を持って苦しんでいる子どもがいます。そういう子どもの両親は、いつも子どものことを心配して子どもから心が離れることがありません。
もちろん身体に障害を持って苦しんでいるのは悲しいことですが、その分だけ、親から心をかけてもらえることは幸せなことだと思ってしまいます。
もし子どもが五体満足でどこにも問題がなかったなら、親というのは、安心して子どもから目を離してしまいがちです。
その結果、子どもはせっかく健康で生まれてきたのに心に寂しさを抱えながら育つことになります。
本当はたとえ子どもが健康であったとしても、親は子どもに心をかけ続けなければならないと思うのですが、なかなか頭で分かっていても、実際に心をかけ続けることは難しいものです。
そう考えると人生何が幸せか分からないなあと思います。健康なことは確かに幸せなことですが、それで親が安心して放っておくと子どもの心は育ちません。
それに対して、体に障害のある子は、親からいつも心をかけてもらえるので愛情一杯に育ちます。
たとえ体に障害を持っても、親からいつも心にかけてもらえることは幸せなことであり、羨ましいものなんだなと思いました。