多くの人は、経済的に成功して、楽ができるようになる為に頑張っている。
つまり、頑張るのは楽をするため。
だから、自分ばかり頑張って、まわりの人が遊んでいると、なんで自分ばかり頑張らなければならないのかと不満が起きるし、苦しむ。
人間が苦しむのは、楽をしたいと思っているからだと思います。
だから、仏教では、苦しみから離れるためには、頑張ること自体を幸せだと思うようになることを勧められます。
自分だけ頑張っていたとしても、それ自体が幸せならば、頑張ることは苦しみではなく、むしろ幸せだと感じられるようになります。
仏教では、種まきこそ、幸せ。
すべてのご縁を種まきのご縁に変えてゆくことが、自分を幸せにしてゆきますし、種まきをすることそのものが幸せだと感じられます。
種まきをしてどんな結果を得たとしても、その結果は死んでゆく時には、置いてゆかなけれぱなりません。
しかし、種まきをして、それを習慣としたならば、その種まきの習慣は業となって、死んでからも続き、未来永劫私を幸せにしてゆきます。
種まきこそ、幸せの元と思えたならば、この世に苦しみなど無くなってしまうのだなと思いました。