自分が相手を責めた時に、相手が素直に悪かったと認めず、言い訳をするのは、自分が悪かったと認めたら、自分の中にある刃が自分に向けられ苦しくなるからです。
誰もが心の中に刃を持っている。そして、悪い奴を責めるように、自分も悪くなると刃が自分の心を切り刻み苦しむ。
だから、刃を持っている人は自分が悪くならないように、いつも自分のやることを正当化して、相手が悪いと思ったら容赦なく責める。
責めるから刃が生み出され、刃が自分に向くと不安になるので、いつも刃が他人に向くように生きている。
まるでその人の人生は刃が自分に向かないように生きているだけで、自分の人生を自由に生きることはできていない。
人生を不安から離れるためには、心の中から刃を消すこと。それはどんな悪人でも責めないようにすることしか消すことはできません。
苦しみを生み出すのは自分。自分が変わらない限り、苦しみから離れることもできないのですね。