願土にいたればすみやかに願土にいたればすみやかに 無上涅槃を証してぞ すなわち大悲をおこすなり これを回向となづけたり阿弥陀仏に救われて、二河白道を進んで浄土に至ったならば、煩悩から離れ無上涅槃の身になる。この時、唯識を理解するので、相手が自分だという真理が知らされ、自分を大事にするように、相手のことも大事にしたいと思うようになる。これが大悲であり、今まで自分しか向いてなかった心が相手へと向く回向という言われるものになるのです。