声を聴いたことがない人も多いでしょう。 今日はパハリート(小鳥)ことフェデリーコ・バルベルデです。
映像はポル・ラ・カミセータ(ユニフォームのために)という、ラファエル・コテロがウルグアイ選手のサイン入りユニフォームをもらいに行く番組です。 以前違う選手のバージョンを何度か載せたことありますね。
長いインタビューなので、パハリートのトークから興味深い部分だけを抜粋します。
パハリート:
僕は地味な服装が好きで、派手なのは苦手なんだ。 高級車に乗りたいとも思わない。 目立つのがキライなんだ。
サッカーが忙しくて勉強との両立が難しくなり、ハイスクールは中退したよ。
好きなポジションはダブル5の一角。
2歳のときからサッカーを始めたんだけど、ゴールを決めたときにオムツを脱いでセレブレーションしたらしいんだ。 もちろん僕は覚えてないけど、両親が言うには「あれでオムツを卒業した」らしい。
うちは共働きだったけど生活は楽ではなく、それでも両親は私にサッカーのスパイクと毎日のしっかりした食事を与えてくれた。 時には自分たちが食事を口にすることがなくても、子供たちにだけはちゃんと食べさせてくれたんだ。
ある日、白いユニフォームを着てプレーする夢を見た。 それを両親に話すと、(家族は皆ペニャロールファンだったから)怒られたよ。 白はナシオナルのカラーだからね。
でもね、ペニャロールで1軍デビューしてすぐにレアル・マドリーへの移籍が決まった。 だからあれは正夢だったと思うよ。
スペインに来て、すぐに両親を呼んだよ。 「あなたたちは今まで十分働いたから、これからはこっちで好きなことをしながら生活して下さい」と言ったんだ。
以上
いやいやいや、イイ話でしたね! パハリート、まだ19歳ですよ。 ウルグアイ代表では最年少ですよ。 前回のワールドカップのホセマに続いて、19歳でのワールドカップ出場はあるんでしょうか?
ちなみにパハリートの所有権はレアル・マドリーだけど、今はレンタルでデポルティーボ・ラ・コルーニャでプレーしています。
せっかくだからそんなジミーちゃんなパハリートの代表初スタメン+初ゴールを見ておきましょうか。
ワールドカップ行きを確定させたゲームと言っていいでしょう。 アウェーのパラグアイ戦です。
パハリートが貴重な先制ゴール! スアレスに抱きつかれ、皆に囲まれるパハリート! これは至福の時ですね!
この大一番で19歳の少年が大仕事!

たまたまですが、今日はホームでのパラグアイ戦を振り返りましょう。
スタメンはフェルナンド・ムスレラ、ディフェンスラインは右からマティアス・コルホ、ホセ・マリア・ヒメネス、ディエゴ・ゴディン、ガストン・シルバ、中盤はエヒディオ・アレバロ・リオス、カルロス・サンチェス、クリスティアン・ロドリゲス、ガストン・ラミレス、2トップはエディンソン・カバーニとルイス・スアレス。
クリスティアン・ロドリゲスとガストン・ラミレスという割とプレースタイルが似たタイプのレフティーを2人先発出場させるという、タバレス監督にしては珍しいフォーメーションでした。
苦戦が予想されていた試合でしたが、ウルグアイが前半に先制します。
中盤でボールを奪ったマティアス・コルホがスアレスへ。 右サイドを突破したスアレスが中央のカバーニへラストパス。 そしてワンタッチで叩き込むエディ!
人数に注目してもらいたいんですけど、スアレスとカバーニのたった二人でパラグアイ6人相手にゴール決めてるんですよ。 大したやつらだぜw
予想に反してパラグアイを圧倒するウルグアイはガストン・ラミレスのコーナーキックをクリスティアン・ロドリゲスがヘッドで合わせて2点目をゲット! セボーシャの趣味である乗馬のセレブレーションがコーナーフラッグを使って行われました。
ガストンとセボーシャのダブル先発が大当たり。
更に前半終了間際にスアレス一人でパラグアイディフェンス陣を翻弄しPKをゲット。
右側に落ち着いて蹴りこむスアレス。 もう前半だけで勝負あり。
後半、今度は左サイドをドリブルで駆け上がるスアレスを誰も止められず。 顔を上げてドフリーのサンチェスにパスを出したつもりが、エディが横取りボンバーヘッドw
ムスレラのゴールキックをガストン・ラミレスがヘッドで流しただけでゴールに結びつけました。 ウルグアイの縦の強さですね。 スアレスのようなスゴイ選手がいるから出来ることですけど。
パラグアイ戦の勝利で、第8節を終えた時点でウルグアイが南米予選の首位に立ちました。
ウルグアイはこの南米予選、一度も3位以下に落ちたことがないんです。 もうこんな安定した戦いぶり、二度とないよw