2007年リベルタドーレス杯の決勝トーナメント一回戦。 ナシオナルvsネカクサ(メキシコ)。 ホームで3-2で勝利した後、メキシコのアステカスタジアムでアウェー戦を戦うことに。 アウェーゴールがあるので、1-0で負けたら敗退のナシオナル。 この日のフェルナンド・ムスレラは絶好調だった。 スーパーセーブ連発。 1:08のシュートはさすがに「やられた~」と思って目を背けたんだけど、これも横っ飛びでセーブ! ムスレラ、お前は天才だ。 2007年なので、ムスレラも幼い顔立ちだよね。

あと、もう一人有名な現ウルグアイ代表がいるのに気付いただろうか。 そう、ディエゴ・ゴディンだ。 彼は昔からすごかったよ。 前にも書いたけど、評価されるのが遅すぎるくらいだよ。
そして終了間際、ホルヘ・「マラカ」・マルティネスのスーパーゴールでトドメを刺しました。 マラカはイタリアでも数年間プレーした選手だよ。 ユベントスにも1年くらいいたはず。
残念ながら、この年のナシオナルは次の2回戦で負けてしまいました。 この約20年間でベスト16までは結構行くんだけどね~。 最高でベスト4止まり。 私が生きてる間にもう一回くらい優勝して欲しいね。
ウルグアイってヨーロッパからの移民が多いから、建築物もヨーロッパ風だ。 私の奥さんみたいに、「ウルグアイは原住民が住んでいる」みたいなイメージで訪れると、ギャップは大きい。 ウルグアイって日本からしたら地球の真裏にあるんですよ。 時差は丁度12時間。 日本から一番遠い国。 それがウルグアイ。 だから、ウルグアイ人だって日本のイメージは乏しい。 正直言って、日本が中国の首都だと思っている人はかなりいると思う。 ウルグアイ人は目が細い人種を見ると、「中国人(チーノ)」と認識していると思う。 だから日本人が「チーノ」と呼ばれても腹を立ててはいけない。 なんせ彼らからすれば地球の裏側の人間だ。 そんなの識別出来るほうがおかしいってもんだ。 私も色んなニックネームをつけられたが、その中には「チーノ」もあった。 でも、彼らは親しみを込めてニックネームで呼ぶのだ。 ならばニックネームなんかなんでもいいじゃない。 むしろリアルに「日本人(ハポネス)」なんて呼ばれるほうがなんか嫌だよ。 ウルグアイのニックネームってそういうものなんです。
さて、話は学校に戻りますが、最初の頃は授業聞いてても何を言ってるかわからない。 言葉もしゃべれないから、随分周りから気を遣ってもらったと思う。 授業中にわからない言葉が出るたびに先生に聞いた。 その単語が何を指すのか、時には現物を見せてもらったり、時には絵を書いてもらったり、ジェスチャーでも教えてもらった。 皆とても優しくしてくれた。
ウルグアイでは小学校の先生は下の名前で呼び捨てにされる。 生徒が「カルラ」とか「マリア」とか呼び捨てにするのだ。 「先生」という言葉は一切使わない。 最初は違和感があったが、慣れてくる。 これも親しみが込められているのだろう。 当然先生も生徒のことは下の名前呼ぶ。 だから小学校のクラスメートや先生の苗字は覚えてない。 滅多に聞くことがないから。
あとね、ウルグアイは「イジメ」ってもんがないね。 そもそもそんな単語自体が存在しないと思う。 彼らの辞書にそんな言葉はないのだ。
ある程度裕福な家庭では子供の誕生日パーティーが開かれる。 私立の学校に行ってたら、毎週のように誕生日パーティーラッシュだw 時には小さなサッカーコートを借り切ってパーティーだ。 これが一番嬉しい。 滅多にそんな立派なコートでサッカー出来ないからね。 ケーキ食べてコーラ飲んでサッカーする。 最高だね。