一秒の長さ | 南風のブログ

南風のブログ

脳梗塞患者で闘病生活中です。
介護福祉士国家試験受験指導始めました。
社会福祉士国家試験受験指導やってます。
看護学生のための社会福祉読本作成してます。
沖縄空手道無想会世話人に復帰しました。
https://southernwind.stores.jp/

一秒と言われて、皆さんはどんなイメージを持ちますか?

 

例えば、お風呂で筋トレなんかは、

一秒に一回、腸骨筋や広背筋を動かしますから、

100回100秒、1分40秒で一セット終わるわけです。

時短で筋トレです。

 

縮地法を覚えていますか?

一落下でどこまで移動できるか?

これが縮地法の謎でしたね。

 

イチというのは一拍とか一拍子とか一挙動とかにつながります。

要するに、最小単位である一回の動きなわけです。

したがって、大体、一秒一回とか、一発とか考えれば良いわけです。

 

今度は、一秒間を考えてみましょう。

スタートから一秒後までに何ができるでしょうか。

こう考えると、結構一秒間は長いです。

 

『沖縄武道空手の極意』では、

刹那という言葉が出てきますね。

刹那は、極めて短い時間とか時間の最小単位とかという意味です。

75分の1秒とかね。

 

60挙動の形を20秒で行うには、

1秒間に3挙動、熟(こな)さなくてはいけません。

まだ若い頃、北斗百裂拳のタイムトライアルしてみました。

ブログに書いたと思います。

100回突いて、時間を測定したら約10秒でした。

もちろん、1秒で10回突くのは無理ですよ。

あたりまえでしょう?

手の内の握りだけで突いて、拳の移動距離は、30~50cm程度で、

段々加速していって100数えて、

で、かかった時間が10秒だった。

ということですからね。

そんな、1秒で10回突けるわけないじゃないですか?

 

話が脱線しましたが、

一秒間は結構長い、という話が本題ではなくて、

イチを、一回の動き、一拍とか一拍子とか一挙動とか一落下としてみる。

という話です。

したがって、大体、一秒一回とか、一発とか考えれば良いわけです。

 

稽古する時には、

1秒間に3挙動するのではなく、

一回一回に、確実な身体操作をぶち込んで、

結構長い、1秒間に余裕をもって1挙動するのが良いと思います。

掴んで腰を割って足を引いてを1秒間で行う。

1秒で投げて1秒で打つ。

このイチという区切りに身体を慣らすのが良いと思います。

これが、400mバトンリレーで1秒でゴールするコツです。

身体操作の基準を最小単位の1秒に合わせてみる。

段々慣れてくると、スピードアップすると思いますが、

一回一回に、確実な身体操作をぶち込むのを忘れないようにしましょう。

 

1秒は最小単位ですが、1秒間は結構長いので、色々な身体操作を表現できます。

 

「肘を落としながら正中線に激突させる」

 

この沖縄空手の基本的身体操作を1秒で行うだけでなく、

付属の身体操作も、余裕を持って、1秒で終わらせるようにしてみましょう。

 

「肘を落とす」「中折れする」のが、新垣師範が指導する沖縄空手の技術です。

お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

『沖縄武道空手の極意』解説シリーズ総集編は、

こちらで購入できます。