江戸時代の沖縄空手の立ち方は、「内帆船立ち」ひとつだけです。
半身になると、その変化形である「撞木 ( しゅもく )立ち」になります。
その他の立ち方は、動きの中で、その形をとるだけで、静止してはいけません。
 
現代空手では、基本稽古でも形の演武でも
「前屈立ち」や「後屈立ち」「騎馬立ち」「四股立ち」「不動立ち」の状態で静止します。
沖縄空手では、この状態で静止することを、「居着く」と言って嫌います。
基本稽古での立ち方や形の演武で、沖縄空手なのか現代空手なのかを区別できます。
「内帆船立ち」の左右の足の歩幅は、膝下の脛の長さに拳ひとつ加えたぐらいです。
その歩幅に開き、股関節を閉じずに開けます。
拳ひとつは、股関節の解放の幅です。
そして、輪ゴムを引っ張るように両足を外側に張ります。
輪ゴムを放したら、弾けるイメージで立ちます。
「撞木 ( しゅもく )立ち」の時も同様です。
骨盤の位置が定まったら内帆船立に背骨を真直ぐに載せます。
その場基本で、四股立ち、不動立ち、騎馬立ちは、しっかり居つくのが当然ですが、
前屈立ち、後屈立ちも、立った段階で居つきます。
 
掴んで腰を割った一瞬を切りとって静止したのが後屈立ち。
後屈立ちからの転身のために脚を引いた一瞬を切りとって静止したのが前屈立ち。
 
挙動と挙動の繋ぎの一瞬に仮想重心が外に出ていれば、
その時点では居ついていなかった後屈立ちと前屈立ちが、
切りとって静止した段階で居ついてしまいました。
 
内帆船立ちも立っている以上は居ついているのではないか。
その疑問はもっともです。
 
ですから、沖縄空手道無想会では・・・
内帆船立ちの時に、股関節を開いて横に引っ張って立ちます。
輪ゴムを引いて弾ける寸前の様に立ちます。
張って立ちながら、重心を身体の外に出して、落ちる寸前の不安定さで立ちます。
 
なんて、文章で書いても意味不明ですね。
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