「ダイ・ハード2」
(原題:Die Hard 2: Die Harder)
1990年9月21日日本公開。
大ヒットシリーズ「ダイ・ハード」第2作。
世界興行収入:$240,031,094。
原作:ウォルター・ウェイジャー『ケネディ空港着陸不能』(58 Minutes)
脚本:ダグ・リチャードソン、スティーヴン・E・デ・スーザ
監督:レニー・ハーリン
出演者:
ブルース・ウィリス 、 ボニー・ベデリア 、 ウィリアム・サドラー 、 ジョン・エイモス 、 フランコ・ネロ 、 アート・エバンス 、 デニス・フランツ 、 ウィリアム・アザートン 、 レジナルド・ヴェルジョンソン 、 フレッド・ダルトン・トンプソン
あらすじ:
1年前、テロ集団に襲われたロサンゼルスの高層ビルから多くの人質を救ったジョン・マックレーン刑事(ブルース・ウィリス)は、ロスに住む妻ホリー(ボニー・ベデリア)と一緒にクリスマス休暇を過ごすため、吹雪の中ワシントンのダレス国際空港に迎えに来ていた。
テレビではラテン・アメリカの麻薬王エスペランザ将軍(フランコ・ネロ)の到着を報じており、反共主義者の元陸軍大佐スチュワート(ウィリアム・サドラー)の姿を空港内で見かけていたマックレーンは大佐の部下らしき軍人たちがうろついているのに不審を覚え、後をつける。
それを悟った彼らと荷物到着室で銃撃戦となるが、マックレーンは2人のうち、l人を取り逃してしまう。
マックレーンは何かが起こると確信するが、空港署のロレンゾ警部(デニス・フランツ)は管轄外だと相手にせず、仕方なく死んだ男の指紋をロスの事件で親友になったパウエル(レジナルド・ヴェルジョンソン)のもとにファックスで送った。
照合した結果、それは2年前に死んだはずになっている米軍の顧問のものであることがわかった。
その頃既に大佐の部下は全ての準備を完了していた。突然全ての電源が消え、着陸システムも利かなくなった。
完全にスチュアートの支配下におかれた管制塔にその要求が伝えられる。
エスペランザ将軍の乗った機が着陸する50分後までに、767 型機を1機用意し、それまではどの機も着陸させてはならない、と。吹雪の中到着の遅れていた上空の各機はもはや燃料の余裕もなく墜落の危機にあった。
空港のチーフ・エンジニア、バーンズ(アート・エバンス)は予備送信室へ向かうが、逆に待ちぶせされ、危うい所をマックレーンに助けられる。
しかし、それを知ったスチュワートは報復としてブリティッシュ機にニセの情報を与え、墜落させる。
マックレーンは怒りに燃えるが、既にグラント(ジョン・エイモス)を隊長とする陸軍の特殊部隊が到着し、用済みとなった彼はたった1人で行動を開始するしかなかった。
無線機でエスペランザの軍用機が到着する地点を探り出すが、銃撃戦の末逃げられ、バーンズと協力してスチュワートの拠点に迫る。グラントの一隊も到着し、逃げるスチュワートらとスノーモービルを使った激しい追撃戦になる。
その時、マックレーンはグラントらの使ってるのは全て空砲であり、彼らはスチュワートの一味であることを知る。
一方、空港はホリーと同じ機に乗ったソーンバーグ(ウィリアム・アザートン)の機中からの生中継によってパニックに陥る。
そして同時に機は燃料切れにより、緊急着陸に踏み切る。
マックレーンは逃げようとするエスペランザらの767 型機の翼にヘリコプターを使って乗り移り、格闘の末燃料タンクのふたを外し、こぼれ落ちるオイルに火を放った。
767 型機は爆発、炎上し、その炎を目印にホリーの機は無事着陸できた。
マックレーンは必死でホリーの名を叫び、2人は滑走路の上で堅く抱き合うのだった。
コメント:
ダイ・ハードシリーズの第2作。
空港を舞台にした最高のアクション映画。
前作に引き続き、絶対にあきらめない男・ジョンマクレーンに扮するブルース・ウィリスが、テロリストに制圧された空港で大活躍する。
百聞は一見にしかず!
本作のmovie clipをご覧あれ:
説明は要らないだろう!
相変わらず、シット、ファック、ビッチといった、Fワードをブルースも敵もわめいている。
ブルース・ウィリス主演による、空港・パニック・アクション。
クリスマスのダレス空港の管制塔がテロリスト集団に占拠された。
パニックとなった空港内に、主人公のジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)がいる。
燃料切れにより緊急着陸に踏み切った767 型機の翼に、ヘリコプターを使って乗り移るという、絶対に現実ではあり得ない芸当をブルース・ウィリスが演じている。
そして、敵と格闘の末に燃料タンクのふたを外し、こぼれ落ちるオイルに火を放つ。
その結果、767 型機は爆発、炎上する。
こんなあり得ないストーリーだが、観ているとそのシーンが実際に目の前で起こっているように錯覚してしまうのだ。
これは、主役のブルース・ウィリスと敵役との戦いの真剣さが続行しているからこそのものだ。
これだけのパニック映画を創り上げたスタッフたちの努力に頭が下がる。
ハリウッド映画は、金に糸目をつけない制作をしているが、本作も製作費が70百万ドルだという。
日本円で80億円だ。
そして世界興行収入が240百万ドル(260億円)という大成功の結果になったのだ。
この巨額の製作費は、飛行機の飛行シーンや爆破シーンの撮影に要するものだという。
実際の撮影シーンがネットにアップされている。
暇があったら、ご覧あれ:
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