夜に帰宅した息子が「Eバイク(電動自転車)盗まれた」って言う。

うち、自分は何か聞き間違いをしたのか、そのフレーズに別の意味があるのか、としばらくフリーズしたわ。

 

ずっと息子Eバイク(特にSurronという蚊みたいなの)が欲しい欲しいとしつこく喚き続けてきた。

色々考えた夫が、この夏の息子の誕生日に買い与えてん。

 

未成年が乗っても大丈夫なように、速度だのなんだのレギュレーションを夫が一生懸命調べ、息子も合意できるものを買ったんよ。

うちは反対してたのにな。

なのでおかんの知らん場所でふたりでこそこそと相談しとった。

 

買ってから最初の1週間で約300マイル(500km)走って(走り過ぎで)不具合発生させ、修理後3週間で700マイル(約1200km)を走った。

息子はようやく友達と同じようにEバイクが手に入ってすごいご機嫌やった。

ウイリーも上手にできるようになった。

が、なんやかんやで整備が必要になっては部品を手に入れてあれこれしてた。

 

最近も新しいバッテリーだかなんだかが届くんをじりじりと待ち、やっと届いたんを装填したのが今日。

うちが娘を迎えに車を出すと、その横で嬉しそうにウイリーしてしばらくついてきてたくらいに、Eバイク復活して喜んでた息子。

 

車の近くでウイリーするなと注意せないかんな〜って思ってたんよ。

ぶつかってこられへんか、いきなり転倒してこっちが轢いてしまわんか、ヒヤヒヤするねん。息子は自分が’上手やから大丈夫や言うても、赤の他人にはウイリーのレベルなんかわからんやん。

 

で、夜になっても戻らん息子。

Google Mapのロケーションシェアリングで息子の場所を探すと、うちらの住む市から出てちょっとごちゃっとしてるエリアにおる。危険レベルは微妙に上がる。

「夜にこの地域には行ってほしくないわ〜プンプン」と食事しながらうちはぼやいてた。

 

そしたら、その地域のガススタでEバイクをホームレスのおっさんにしゅ〜って盗まれてたっちゅーわけでポーン

 

仲良しのノーランがそこのガススタでバイトしてるねん。

監視カメラの一部を息子がもらってきてそれを見たら、ガスポンプの前でノーランと息子が喋ってる。息子のEバイクはガススタのお店の前に停めてある。息子とEバイクの間は4mはあるか…その中間を歩いてきたおっさんが、しゅ〜ってEバイクにまたがって去ってたんやて。

 

なんと間抜けな(・∀・; )

 

うち、知らんかったんやけどね、Eバイクにはキーが無いんやて。スイッチ入れたら起動して乗れるんやて。

夫とうちで日頃から「ロックはちゃんと準備してるか?」と気をかけてたのに。息子も大事にしてるから、ちゃんと高校に乗ってく時も出かける時もロックは持ってってるんやけど、今夜は完全に油断してEバイクから目を離して背を向けて、友達と立ち話しとるやん。

 

うちの保守市はホームレスは非常に少ないし、不法移民らしきものも実は「もしや?」てのを初めて先日遠目に見たところ(小さい子ふたりを連れたヒスパニックの家族で、違和感あった)。

せやから善人リベラル夫は不法移民を民主党が爆入させてる実感が無いほど、平和な市やねん(もちろん犯罪はあるし、ポリスカーが急行したりポリスヘリがぐるぐる飛んだりもする)。

 

甘ちゃんの息子、完全に油断しまくり。

微妙にややこしい地域に自分がいるのに、自分が住む地域と同じ感覚で行動しとる。

 

もう戻ってこんやろうなぁ…と思うと、うちもかなりショックやわ。

 

あれこれ夫と息子と会話しててふと気づいたのは、ホームレスって充電装置持ってへんてこと。ならばどっかでバッテリー残量ゼロになるわな。

そして盗んだEバイクは売られることが多いらしく、警察がそういうとこでシリアルナンバーをチェックしてくれる(運が良ければ)。

 

てなことで、息子は戻ってくる可能性が50%ある!て嬉しそうに言うやん。

いや、希望を持つんはええけど、今の状況では変に期待せんとできることをひたすらやれって言うといた。

 

盗まれてすぐに警察に電話したけど全然やって来ず、1時間以上待たされたと息子がぼやく。

当たり前やん、民主党が強めで警察予算削減されてるようなとこやねんから。とうちが言うと、夫は「今はその話(警察予算減)はいいから…」て差し込んできて、うちは内心ぷってワロタ。

 

息子は「盗難現場の市の警察にシリアル番号連絡しといた。彼ら、うちらの市の警察にシリアルナンバーを連絡してくれへんかなぁ」と甘ちゃんっぷりを発揮しよるから、忙しい警察に期待せんと自分で自分の市警に連絡しろと突っ込みを入れた。

 

息子のEバイク、販売価格と今までのケア経費(部品代や遠方にあるお店への数度の往復)を考えると4,000ドル相当真顔

友達みんなEバイク持ってて、息子だけ持ってへんのは不憫ではあった。せやけどな、ほいほい買い与えたら息子はパパにしつこく頼めばなんでも買ってくれる、という成功体験をさらに上書きするだけやん。なのでうちは息子自身にお小遣いを貯めさせて買わせろとず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと主張しとったんよ。

 

義父母から折に触れて毎回こまめにまとまったお小遣いもらってるんやで。夫もあげてるし。

そういうんをちゃんと大事にセーブしてたら2,000ドルくらいなんとか本人が準備できるはずやし、不足分を夫がギフトとして出してやって買うべきやろ。

 

ほんで、今までの自転車かて街乗り用を買い替えたら、今度はウイリー用、次はBMX、そしてまた別のウイリー用と贅沢三昧。義父母に昨年高価なウイリー用を買ってもらったとこ。何台も息子の自転車がガレージにあって邪魔💢

Eバイクを買えば次は単車、単車を買えば次は車。絶対にぜ〜〜〜ったいに、夫にしつこくおねだりしまくるのが火を見るよりも明らかプンプン

 

さすがに夫も今回の不注意による盗難には呆れて「厳しい勉強になったな」とコメント。ただ発見して取り返せるようにあれこれ手伝ってはいる。

 

うちもショックやけど息子が一番ガーンやろうなぁ…と思ってた。

思ってたのにな、今聞こえてきた息子の声な、友達とPCでチャットか何かしてて明るくて軽い笑い声も出てるやん。

 

ほんまに反省しとんのか、このクソガキャ滝汗

 

まぁ、うちはポジティブなんで、今日Eバイク盗まれたおかげでEバイクでウイリーしてベントレーとかにぶつかって恐ろしい修理費を請求される未来を回避できた、と考えることにするわ。

 

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