ペーパードリップで、どうも満足のいく美味しいコーヒーを淹れられない。悩んでいた。
思いがけずネットで Blue Bottle Coffee の通販サイトを見つけた。
https://bluebottlecoffee.jp/
さっそく有田焼の真っ白なドリッパーとちょっと形の変わったペーパーフィルターを注文した。
ドリッパーには、ブルーボトルの青いマークが付いている。いい感じだ。
セットで3,325円なり(税抜き)。フィルターには竹の繊維が織こまれていると謳われていた。
配送無料で、注文後3日で送られてきた。きれいな専用カートンが使われていた。
ここにも青いボトルのマークが。
Blue Bottle Coffee は、サンフランシスコの対岸、オークランドが発祥。
2015年に日本にも進出し、近いところでは品川駅港南口のアトレ に店がある。
フィルターなど補給が可能。全国に16店舗を展開している。
https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131403/13202262/
Blue Bottle Coffee にはアメリカ在住時代の思い出がある。
ロサンゼルスでは、有名な Abbot Kinney 通りに小さな店があり、何度か行ったことがある。
Marina Del Ray マリーナ・デル・レイ
当時50歳後半、運動のため時々自転車に乗り、このサンタモニカに至るこの周辺を巡っていた。レドンドビーチの我が家から車に自転車を積み込んで、以下の地図のように、ロサンゼルス国際空港をこえて、PLAYA DEL REYに車を駐車して、自転車を下ろす。愛車シエンナには自転車3台が楽々載せられる。
My自転車 Giant Escape II に乗り変え、川(Ballona Creak) に架かる橋を越え、世界最大のマリーナと言われる マリーナ・デル・レイのハーバー外周、整備されたバイクトレイル(サイクリングコース)を軽快に走る。
中には大きなショッピングモールがあり、そこに私の愛するサンドイッチ・レストランの Mendocino Farms。パニーニに挟んだ黒豚ポークベリー・バインミー が何よりの好物だった。
https://www.yelp.com/biz/mendocino-farms-marina-del-rey?osq=mendocino+farms
Abbot Kinny Blvd アボットキニー通り
マリーナ・デル・レイとベニスの境になるワシントン通りを横切ってななめ北西に1マイル(1.6km)サンタモニカへ延びる通りがアボットキニ―通り。ロサンゼルスの中でもお洒落なエリアで有名なところだ。
以下のサイトでそれを楽しんでほしい。
Abbot Kinny Blvd https://www.abbotkinneyblvd.com/
この通り、サンタモニカへのMain Street までの半ばあたりにBlue Bottle の小さい店がある。
本当に小さい店です。
近くにはベニス・カナル(運河)、ベニスビーチ・ボードウォークがある。
Blue Bottle Coffee が最初に海外進出したのは日本。
米国と日本のコーヒー文化の融合を目指したためということだ。
日本は伝統的な職人気質があって、コーヒーに対するオリジナルの技法、知識にこだわりを持っている。一方米国は直接農園に出向いてコーヒー豆を買い付けてくるといった調達の面で進んでいる。両者の良いところを合わせもったのがBlue Bottle Coffee ということだ。
さて早速コーヒーを淹れてみよう。
最初に使った豆は、エチオピア産とインドネシア産アラビカ種の
ブルーボトルオリジナルブレンドのベラ・ドノバン。
Blue Bottle による、 ドリップでの美味しいコーヒー淹れ方の要点を、私なりの理解でまとめてみた。 (基本は省略、濃さ= コーヒーの分量はお好みで)
お湯を4回に分けて注ぐ、
注ぐ時は、一定の速度を保ちつつ、約10秒かけて中心から外側に向かってらせんを描き、そしてまた中心に戻す。
1湯目
ゆっくりと一定の速度を保ちながら。粉全体にお湯を浸透させる。注ぎ終わったら30秒ほどそのままにして蒸らす。
2湯目、3湯目、4湯目
同じ分量のお湯を3回に分けて注ぐ。それぞれ底面近くまで下がってきたら次を注ぐ。
だが、同じ分量を3回に分けて抽出することは結構難しく、毎回酸味などの風味にバラつきがでる。
そしてBlue Bottle の豆は高価である。ちょっと続けられない。
そこで、現在行きついた組み合わせは、、、
豆はコストコのスターバックスHouse Blend、単価は5分の一だが、結構な量なので、冷蔵庫に保管。
カルディのセラミック・コーヒーミルで中挽き。
Blue Bottle のドリッパーにセット、
一回目は30秒の蒸らし、
そして、コーヒーがドリッパーから落ちる量と同じ量の湯を中央に
500円玉くらいの円を描きながら、ドリップペーパーにはかからないよう
休まず、ぐるぐるゆっくり注ぐ。
マグカップ2杯分のコーヒーが抽出される。
これが現在の美味しく飲みやすい我が家のコーヒーとなっている。
安定した抽出には鍛錬そして体得あるのみ。
ペーバードリップ、然れどペーパードリップ。
Enjoy your coffee time !