「良かったら連絡下さい

もっと話したいです…


素敵なお姉さんへ」


…と、美香にメモを渡し、直ぐに走り去った

ハニカミ王子・遼くん

(↑もどきだけどねっっ!)


※このお話は続き物です

はじめて訪問された他の方は

前記事の「その1」「その2」を御覧ください


http://ameblo.jp/sousyokudanshi/entry-11144913267.html


ハニカミ王子・遼くんは

連絡先の教え方でさえも

爽やかで好ましい


これを嫌だを思う女性はイナイ


「素敵なお姉さんへ」

ときたもんだ


うふ、私って満更じゃァないのね…


しかし、

いくら連絡先を教えてもらったからといって

ここぞと飛びついてしまうのも


大人気ない…

つうか

余裕がなさずぎて

イカン


がっついてるなどと思われたくないし

飢えてるメス犬とは思われたくない


と考えるのが普通の女!!


いくら心も体も飢えていたとしても…だ


ここはひとつ堪えるしかない


だって彼にとっては

飢えてる女ではなく

すぐ手に入る安っぽい女ではなく

憧れの憧れの

「素敵な年上のお姉さん」なのだから


アドレスをもらっても連絡はしない

その日は我慢…


そして次の日はわざとマラソンを休み


焦らす作戦!


そして3日目に

メールをしたのだった


「昨日は急に用事が出来てしまい

走りに行けませんでした…」


ち、違うっ

ホントは会いたかったし

私ももっと話したいのよっっ


…というのが本音


しかし

あえて芝居をする


余裕のある大人の女は

鼻息荒くしてはならないのであるDASH!


サラリとあくまでクールに


なんたって素敵なお姉さんなのだから!


自分ではそっけないメールを送信しておきながら

メールの返事が気になって気になって

仕方のない美香


携帯を何度も何度も確認してしまう


「早くっ鳴れっっ」


誰かからの

いや、異性からの連絡をこんな風に待つことなんて

どのくらいぶりであろうか?


そわそわ落ち着かない気分になることなんて

随分久し振り


携帯を出しては開き

出しては開き…


だんだんソワソワからイライラへと変わってきた


更に

もしかして、彼からメールの返事が来なかったらどうしよう

と不安にさえなったきた


あぁ、もしかしてあんな内容だと

なんか業務的で事務的な感じだったかしら


逆に冷めた女とか思われたかしら


面白みのかけらもない女だ、とか?


若い子みたいに

絵文字とか入れるべきだったかしら??


でもでも、キャバ嬢じゃあるまいし

そんな派手なデコメなんておかしいし


でも素敵なお姉さんは普通絵文字なんて入れない?…

だろうし


いや、やっぱ一つぐらいは

入れとくべきだったかしら…?

イマドキの若者の当たり前の常識かも知れないわ~



などとアレコレ考えて

ああすれば良かったか

こうすれば良かったか…


とアレコレ思ってる最中


メールが受信された


キターー


飛びつく美香


即座に開く


「良かった…

心配してたんですよ

昨日は走りに来なかったし

メールもないし


いきなりあんなメモで携帯の連絡先なんて教えてしまって


気分を害されたのかな…

とか

嫌われてしまったかな…

とか

どうしようと悩んでました


メールが来て嬉しかったです


仕事中はメール返信が遅くなることもありますが

お許し下さい」



そんな!!

遼くんラブラブ

いいのよ!いいのよ!


お仕事は大切だもの!


「嫌われたかと思った…」

だなんて


とんでもない!!


それどころかオネエさんは

ますます気に入ったわラブラブ


イライラと不安はぶっ飛び

ウキウキルンルンに変わる


たった一件のメールでこんなに

気持ちが浮かれたことがあっただろうか?


その後

楽しいメールのやりとりは

頻繁に続き


遼くんの仕事内容や

趣味、休日の過ごし方

など諸々を知り


二人は親密になっていったのである


そして

ついに

遼くんから


お誘いが来たのである



(続く)