将来を悲観し、小さな赤ちゃんを残して、
自ら命を絶とうとしているお母さんがいました。 
 
お母さんは、私が居なくなっても、
せめてこの子は、人に愛されるようにと願い、
笑顔とはこういうものですよと、
自ら笑顔を作り、
一生懸命に赤ちゃんに向って教え続けました。 
 
このお話の続きの、その前に。
行動主義の理論によると、
「楽しいから笑うのではなくて、笑うから楽しい」
「悲しいから泣くのではなくて、泣くから悲しい」
と述べられています。 
 
人は、自分の表情に影響を受けて
認知判断も変わるということです。
まさに表情に感情が引きずられるのです。 
 
このことから、
どういうことを導き出せるのかというと、
つまり、表情ひとつで、心が変わる。
自分が自分で自分の心を作りだせるということです。 
 
 繰り返します、
「自分が」「自分で」「自分の心を作りだせる」
 ということです。   
 
具体例は、あなたの周りにもいることでしょう。
成功している人、充実感を持って日々を
過ごしている周りの人々をどうぞ見てください。 
本当なんだと誰でも実感することでしょう。 
 
底抜けに明るかったり、屈託のない笑顔、
やたら無邪気だったり、
いつもめちゃめちゃ楽しそうだったり、
知的好奇心旺盛で目が生き生きしていたり、
包み込むようなおだやかな微笑みだったり、
威風堂々とした貫禄のあるオーラだったり、 
 
などなどと、表現は人それぞれですが、
そういう人達の内面は外見に実に見事に
現れているように思います。
身体性をもっての表現が見てとれますよね。 
自ら自らの幸せを発していますよね。  
 
将来を悲観し自殺を決意していたお母さんは、
その後、どうなったのでしょう。
今では、バリバリのキャリアウーマンとして
大活躍しているそうですよ。 
 
充実した自分の人生を送るには、
他に依存せず,自分の力で困難を乗り越える努力という
自助努力はもちろん必要ですが、
幸運体質のベースって
意外とこんなところにもあるのだと思います。