信じられないような厳しい修行を、
それも二回もした、
とても偉いお坊さんの本。実に面白く読みました。 
 
本書のすごく大事な部分は、置いときますね。
僕にはうまく伝える技量がありませんから。(笑) 
 
けど、感想を一つだけ。
いろいろな方が悩みを抱えて、救いを求めて、
アドバイスを聞きたくて会いにくるそうです。
そんなとき、こう言うそうです。 
 
悪いこと、駄目なこと、良くないことには、
それは、駄目です。悪いです。良くないです。
と容赦なくぴしゃりと言うそうです。 
 
どう考えても、良くないこと、駄目なものはダメで、
悪いものは、悪いのだそうです。  
 
悩みを抱えた人は、親身になって話を聞いてくれて、
暖かい言葉を期待してくる方が多いのだそうですが、
ばっさりと言うそうです。 
 
当たり前といえば、その通りなのですが、
それでは、なぜ人は苦悩する?
人の悩みはどこから生まれてくるのだろうかと。 
 
この本面に白かったですよ。 
文体もこの方が、さも喋りかけてきているような
錯覚すら覚えましたから、一種独特の世界観で。 
 
それでいて、とても読みやすいですし、
リーダビリティ高しです!
おすすめですよ!