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お久しぶりです。

一応告知されているから問題ないかな?
今、都内某スタジオにて4月番組「C」劇伴のMix Downの最中です。

まあ~これは色々大変だった

何がというと、まずこれの作業に取りかかったのは今年の1月なんだけど、
原作無し(オリジナルストーリーなので)絵コンテ無し、脚本3話迄しかない、、、
っていう中で音楽を作らないといけなかった、、、

そりゃ音楽メニューはあったけれど、そういう場合大方音楽メニューは
お約束の集まりなので(というかそれしかやりようがない)
そこから創造力を膨らませられるなんてものでは全くない

って言う事はつまり、何の手がかりもない状態で音楽をつくらないといけないということですね。

まあ、アニメの音楽なんて大体パターンで作られてきたので
作品の個性とか関係なく、適当に絵の説明をしてくれればいいよ、、
的な業界の体質がモロに出て来てしまったわけです。

僕の音楽の作り方は、一見好き勝手にやっているように見えるので、
また、好き放題やりゃあいいじゃん??と思われるのですが、
やっぱりそれは、その作品にとって一番無難にハマるものは何か?ということを
かなり意識した上で、あえてその作品の可能性の中心から
無難さを切り崩すということをやった結果なのであって、
やはりどんな作品であるのか?というファクターは無視できない、、というより
それがないと、その作品の為の音楽なんて書ける訳がない。

それでも引き受けたからには締め切りに間に合わせるのがプロだよ、、、という声も
聞こえてこなくはないのですが、、

こちとら、そんなみみっちいプロ根性で音楽を作ってる訳じゃねえんだよ!


え~思わず熱くなってしまいました。

とはいっても、あんまりダダをこねていても大人げないので、
夜中に金切り声を何度となく上げた末に、ようやくなんとか間に合う程度に作ったわけですが、

そんなギリギリの作業工程の中、
オーケストラのレコーディングが、正に例の震災の当日で
中止になってしまったんですね。


流石にヤケ酒飲みました。。。

結局、アニメのダビング作業に間に合わせる為、初回放送分の音楽は機械のオーケストラで
Mixしたものを先方に渡して、後日オーケストラを録音し直して今に至るというわけです。


ただ、今回の音響監督である長崎行男さんは
日本で5本の指に入る音楽使いなので、それだけが救い。


あと、この作品の中では、まだ過渡的なものではあるのだけれど、
これから先、オーケストラを乗せる為のPerc,Bassの類いは
ドローン、パルス、ノイズという、より先鋭化した形に収斂されることになると思う。