フランスが誇る世界的スピーカーメーカーFOCALから新たなモデル『KANTA N゜2』が登場しました。
カンタ、という人の名前のような不思議なネーミングが気になり、
どういった意味があるか調べてみたところ、サンスクリット語で『美しいもの』というような意味があるそうです。
ここから名付けたかどうかは定かではありませんが、KANTA N゜2は
まさに『美しいもの』、という意味合いがぴったり合いそうな
美しいデザインに確かな音楽的実力を兼ね備えたスピーカーです。
今回はKANTA N゜2についてご紹介したいと思います。
KANTA N゜2は他のFOCAL製品と同様、全てフランスの自社工場で製造されています。
ツィーターには上位モデルと同様のベリリウムによるインバーテッド・ドーム・ツィーター(逆ドーム・ツィーター)が採用されています。
UTOPIAシリーズから更に進化したIAL3(Infinite Acoustic Loading)により、歪みが大幅に低減しています。
ミッドレンジとウーファーにはARIAと同様のFLAXコーンを使用しています。
FLAXコーンはフランス産の亜麻をグラスファイバーでサンドイッチしたというものです。
非常にユニークに感じますが、麻は質量/剛性/ダンピング性能と、FOCALが重視する要素を高いレベルでクリアした
理想の素材なんだそうです。
コーンの素材はARIAと同様ですが、SOPRAやTOPIA III EVOと同様のNIC(Neutral Inductance Circuit)やTMD(Tuned Mass Damper)などの技術が盛り込まれています。
フロントバッフルには新開発の高密度ポリマー(HDP)を採用しています。
同じ厚みのMDFよりも剛性・密度・ダンピング性能に優れています。
また、高精度な加工が可能なHDPだからこそ、KANTAのエレガントなデザインが可能になりました。
サウンド・ハンターにて展示中のIVORY MAT(アイボリー・マット)の側面および背面は木目のうつくしいウォールナット仕上げ。
カラーバリエーションも非常に豊かで、ラッカー仕上げとマット仕上げそれぞれ4種類、合計8種類のラインナップがあります。
サウンドは非常に軽やかで広がりがあります。
聴きごたえのあるスケール感を楽しめますが、決して重々しくならず、爽やかさを感じるサウンドです。
見た目も相まって、非常に愛着のわくスピーカーではないでしょうか。
サウンド・ハンターではこのFOCAL『KANTA N゜2』を常設展示しております。
気になる方はぜひ一度その目で、その耳で実力を確かめてくださいね。