吉岡正晴のソウル・サーチン

ソウルを日々サーチンしている人のために~Daily since 2002


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○映画『デトロイト』~2018年1月日本公開~1967年の暴動を50年後に描く衝撃作(1)

 

【Movie “Detroit” Will Be Released January 2018 In Japan】

 

衝撃。

 

1967年7月に起きたデトロイトでの暴動を題材にした問題作『デトロイト』(キャスリン・ビグロー監督、2017年7月末全米公開)が日本では2018年1月26日から公開されることになった。

 

映画は約3400万ドル(約37億円)の予算で製作され、現時点では2100万ドル(約23億円)の興行収入を上げている。来年初頭のアカデミー賞で何部門かでノミネートされること間違いないであろう強力でインパクトのある作品だ。

 

一足先に作品を見た。ちょっとブログで紹介するのには早い気もするが、僕個人としては、1989年に公開されたスパイク・リーの『ドゥ・ザ・ライト・シング』以来の衝撃だったので、いち早くご紹介したい。そのスピード感、緊迫感は圧倒的で、一瞬たりとも目が離せない。しかもエンディングが何とも言えない問題作だ。

 

一方、音楽ファン、ソウル・ミュージック・ファンにとっては、デトロイトのドラマティックスの初期の活動ぶりが、描かれるところがたまらない。ドラマディックスのメンバーがこうした大きな事件に巻き込まれ、それがグループの変遷に大きな影を残していたことは、8月に本ブログでもご紹介したドラマティックスを描いた『アンサング』で少し明らかにされていたが、この映画を見て、なるほどこういうことだったのか、とさらに納得が行った。

 

 

映画『デトロイト』公式サイト(日本語字幕付き)

http://www.longride.jp/detroit/

 

トレイラー (3分43秒)

https://www.youtube.com/watch?v=5jb96NoJ4AQ

 

映画『デトロイト』(日本語字幕付き)予告編(約2分26秒)

https://www.youtube.com/watch?time_continue=46&v=LHZTArvVQgQ

 

 

 

Official Trailer 1 (英語)

https://www.youtube.com/watch?v=HFeWsDpy9y0

 

Official Trailer 2 (英語)

https://www.youtube.com/watch?v=yv74LqiumXE

 

 

■ドラマティックスの『アンサング』(ドキュメンタリー)をご紹介したブログ

 

「アンサング」でドラマティックス物語放送

2017年08月06日(日)

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12298938215.html

(この中でもデトロイト暴動とこの映画『デトロイト』について少し触れられている)

 

ここ数年の『ブラック・ライヴズ・マター(黒人の命も重要なんだ)』の流れにも沿う一作だ。

 

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紹介。

 

まだ公開まで時間があるので、あまりネタばれにならないように簡単にご紹介する。

 

映画『デトロイト』は、1967年7月に起きたデトロイト暴動にテーマを取った作品。監督は、2009年の『ハート・ロッカー』で第82回アカデミー賞(2010年3月7日発表)の作品賞、監督賞など6部門を制したキャスリン・ビグロー。『ハート・ロッカー』はイラクを舞台にしたアメリカ軍の爆弾処理班を描いた戦争アクションで、これも実に緊迫感あふれるもの。

 

映画で描かれるいわゆる「デトロイト暴動」は、1960年代に起きたいくつかの暴動の中でも死者43人、負傷者1000人以上という最大級のもの。1967年7月23日、デトロイト市警が違法酒場の摘発を行うがその様子が一般市民に見られ、そのやり方に不満を持った市民が警官隊に投石を始め、これが徐々に規模の大きな暴動に拡大していった。市警では抑えきれなくなり、州知事はミシガン州軍の出動を要請するまでになった。

 

ちょうどその頃、音楽業界での成功を夢見ていたデトロイトのソウル・ヴォーカル・グループ、ドラマティックスはレコード契約を取るために必死に活動。コンサート・ホール(フォックス・シアター)でのショーケース・ライヴの出場を決め、いよいよ次にステージに上るため舞台袖で待機していた。すると、そこに警官がやってきて、暴動が大きくなり危険になったために即刻会場から退去を命じられ、帰宅を余儀なくされる。

 

帰路についたドラマティックスのメンバーや他の出演者、関係者が乗ったバスが市内で暴動に遭遇、メンバーは散り散りになり、ドラマティックスのメンバーのうちラリー・リード(初期オリジナル・メンバー)(俳優アルジー・スミスが演じる)とその友人でグループの世話係だったフレッド・テンプル(ジェイコブ・ラティモア)らは近くのアルジェー・モーテルに緊急避難する。

 

そこは、プールで泳ぎ、部屋ではマリファナなどを吸い、周囲の暴動、喧噪とはまったく別世界だった。彼らが知り合った白人の女の子たちとその仲間が集まっている部屋へ行くとそこにいたカール・クーパー(ジェイソン・ミッチェル)という若い男が、競技用のスターター・ピストルで悪ふざけを始める。そして、それを窓の外に向けて遊びのつもりで発砲。それを聞きつけた警官隊は狙撃者がいると勘違いし、モーテルを囲みはじめ、発砲者を捜査し始める。そしてその捜査の中心となった白人のフィリップ・クラウス(ウィル・ポールター)は恐るべき人種差別主義者だった。彼はそれ以前にも発砲が禁じられているにも関わらず、万引きをして逃走した黒人に背後から発砲、結局その黒人は死亡するという「事件」を起こしていた。

 

一方、近くの食料品店の警備にあたっていた黒人のメルヴィン・ディスミュークス(ジョン・ボイエガ)もアルジェー・モーテルでの騒ぎをかぎつけ、様子を見に来てデトロイト市警に協力を申し出る。

 

そして、発砲者探しの恐ろしく長い夜が始まった。

 

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きっかけ。

 

スパイク・リー監督の『ドゥ・ザ・ライト・シング』でも、本当に些細な事から大暴動に発展していく。この『デトロイト』の中でも、些細な事から大暴動、取り返しがつかない事態へと発展していく。

 

そして、後半は息もつかせぬ緊迫感がずっと続き、まさに息苦しくなるほど。

 

ドラマティックスのリード・シンガー、ラリー・リードは、このアルジェー・モーテルでの事件がトラウマとなり、レコード契約直前でグループを脱退し、世俗のソウル・ミュージックではなく、神聖なゴスペルを歌うことに専念する。

 

些細な事が大事件になっていくという事実、そして、一度悪い方向へ回り始めた時計の針は決して止まることも、元に戻ることもできない。50年前も、30年前も、そして今も、この人種差別という大問題は何ら変わらないということを本作は見事に描いている。この事件を、2017年の今、こうして描いているところに時代の流れ、必然を感じる。

 

テンポ感、テーマの視点、フォーカスなど圧巻だ。なお、本作は史実に基づいてストーリーを組み立てているが、ビグロー監督は「映画はあくまでフィクション」と語る。僕は「フィクションとドキュメンタリーの中間的存在の作品」という受け止め方をした。

 

僕は、『ドゥ・ザ・ライト・シング』以来の傑作と言いたい。

 

(この項、続く)

 

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映画『デトロイト』サウンドトラック

Detroit

Various Artists

Motown (2017-09-22)

https://goo.gl/zfPWbV

 

ドラマティックスのスポート・レーベルから1967年5月にリリースされた7インチ・シングル盤「イフ・ユー・ハヴント・ガット・ラヴ」とそのB面「オール・ビコーズ・オブ・ユー」が収録されている。

 

主人公の一人、ラリー・リード役のアルジー・スミスが歌う「グロー」というバラードも実にいい感じだ。

 

アルジー・スミス&ラリー・リード(映画『デトロイト』から「グロー」)

Algee Smith & Larry Reed - Grow (from DETROIT)

https://www.youtube.com/watch?v=vJ6t7ZLXMic

 

 

 

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アメリカ盤DVDは2017年12月12日全米リリース。ブルーレイ、日本語字幕なし、英語、フランス語、スペイン語字幕付き。

 

https://www.amazon.com/Detroit-Blu-ray-John-Boyega/dp/B076TXFKSY/ref=sr_1_3?s=movies-tv&ie=UTF8&qid=1511080367&sr=1-3&keywords=detroit&dpID=51WU7smX91L&preST=_SY300_QL70_&dpSrc=srch

 

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■関連記事

 

最近の人種差別問題関連記事。

 

スティーヴィー・ワンダーがひざまずくとき~シャーロッツヴィルに登場~

2017年09月28日(木)

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12314322903.html

(最近の人種差別への抗議行動として象徴的になっているひざまずき(taking a knee)についての解説)

 

映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』~アルバムから映画まで27年を経てのブラックムーヴィーの金字塔

2015年09月27日(日)

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12077294077.html

 

第57回グラミー・モーメント~ファレルの主張とキング牧師への賛歌

2015年02月10日(火)

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11987696106.html

 

■ブラック・ライヴズ・マター関連記事・参考資料

 

2014年12月12日(金)

スティーヴィー・ワンダー、警察官不起訴に曲内でコメント

http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11962479104.html

 

【エリック・ガーナー事件】

 

2014年7月17日、ニューヨーク・スタッテン・アイランドで起きた事件。路上で煙草を売っていた黒人エリック・ガーナー(43歳)が警官の職務質問に「放っておいてくれ」と言ったが言い争いとなり、白人警官ダニエル・パンテーロ(29歳)がニューヨークでは禁じられている後ろから羽交い絞めにし、殺してしまった事件。ガーナーは羽交い絞めにされているときに、「息ができない I can't breath」と何度も言っているが、警官はそれを無視して羽交い絞めを続け、結果殺してしまった。

 

【マイケル・ブラウン事件】

 

2014年8月9日、ミズーリ州ファーガソンで起こった無防備の黒人青年マイケル・ブラウン(18歳)が白人警官ダレン・ウィルソン(28歳)によって射殺された事件。

 

【トレイヴォン・マーティン事件】

 

2012年2月26日、フロリダ州サンフォードでマーティン(17歳)が自警団のジョージ・ジマーマン(28歳ヒスパニック系)に射殺された事件。ジマーマンは同州にある「スタンド・ユア・グラウンド法、正当防衛法」のために無罪となり、抗議運動が起こった。

 

黒人を殺した白人が相次いで不起訴となったことで、各地で暴動、抗議行動が起こっている。これらすべてを含めてBlack Lives Matter 黒人の命だって大事なんだ、という運動が起こっている。

 

グラミー余波~ハンズ・アップ・ドント・シュート~ファレルからビヨンセへ

2015年02月11日(水)

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11988131340.html

 

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「アンサング」でドラマティックス物語放送

2017年08月06日(日)

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12298938215.html

 

ドン・デイヴィス(デトロイト・ソウル界の重鎮)75歳で死去

2014年06月08日(日)

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11873221677.html

 

ENT>MOVIE>Detroit

 

 

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○ドラマティックスの「イン・ザ・レイン」のギタリストはデニス・コフィー

 

【Who Played Guitar On “In The Rain”?】

 

デトロイト。

 

3か月ほど前に、アメリカのTVワン・チャンネルのドキュメンタリー番組『アンサング』でソウル・ヴォーカル・グループ、ドラマティックスがフィーチャーされたことを紹介し、その約35分の映像リンクをご紹介した。

 

「アンサング」でドラマティックス物語放送

2017年08月06日(日)

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12298938215.html

 

この『アンサング』では、ドラマティックスのメンバーの変遷がうまく語られているが、1967年夏にデトロイトで起こった暴動に巻き込まれ、オリジナル・メンバーのロッド・デイヴィスとラリー・リードがグループを去ることになったことが語られている。

 

実はこのデトロイト暴動についてのドキュメンタリー映画、その名も『デトロイト』という作品が2017年7月末に全米でリリースされ、これが日本でも2018年1月に公開されることになっている。(この映画については、別稿で後日詳しく紹介する)

 

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ギター。

 

さて、彼らドラマティックスの最大のヒットが「イン・ザ・レイン」だ。雷の効果音と雨音が入っている佳曲、深いエコーがかかったギターの音色も印象的な一曲だ。「雨特集」などのときには、必ずピックアップされる名曲でもある。ところが、これを含む、この頃レコーディングしたミュージシャンたちは誰なのか、なかなかわからなかったのだが、最近少しずつわかってきた。

 

ドラマティックスはデトロイトのグループ。デトロイトのソウル・シンガー、グループはまずみんなモータウンの扉を叩く。彼らも御多分に漏れず1964年、モータウンに売り込みに行った。しかし、まだティーンで若かった彼らは「子供のグループはやらない、学校を卒業してから戻ってこい」と門前払いされる。

 

しかし、彼らはモータウンに振られた後、デトロイトの有力プロデューサー、ドン・デイヴィスに認められ、彼のプロデュースで作品を作り始める。

 

そこでドンの力で、当然、デトロイトの人気スタジオ・ミュージシャンたちが起用された。ファースト・アルバムで抜擢されたメンバーは、ギターにデニス・コフィー、ベースにマイケル・ヘンダーソン、ドラムスにユリエール・ジョーンズといったモータウンにも出入りしている、いわゆる「ファンク・ブラザーズ」の連中だった。ただ彼らは、モータウンの仕事以外は、比較的隠れてやっているので、また当時はまだ様々なクレジットを表記しないことが当たり前だったので、彼らの名前が公になることはほとんどなかった。

 

そう、実は、あの「イン・ザ・レイン」の深いエコーがかかったギターも、デニス・コフィーだったのだ。デニス・コフィーは自身で「スコーピオ」などのインストのヒットを放っているギタリストである。

 

Dramatics In The Rain

https://www.youtube.com/watch?v=ux8gZuvTVR8

 

そしてこのリード・シンガーは、ファースト・アルバムだけでグループを飛び出してしまうウィ・ジー・ハワードで、ハイヴォイスを歌うのがロン・バンクス。

 

ドラマティックス物語(約35分)→

https://goo.gl/ULuPJi 

 

ソウルトラックスの紹介記事→https://goo.gl/bxEpX1 

ウイ・ジー、トニー・へスターらの悲劇。

https://goo.gl/vC1p1W

 

https://goo.gl/RPVE9u

 

デニス・コフィーの自伝があって、ずいぶん前に取り寄せていたのだが、この中には残念ながらドラマティックスの記述はない。ただ、彼の参加ディスコグラフィーにドラマティックスの作品群もある。

 

デニス・コフィーの自伝

 

Guitars, Bars, and Motown Superstars

Dennis Coffey

Univ of Michigan Pr

https://goo.gl/m4m96P

 

「イン・ザ・レイン」のあのギターは、デニス・コフィー。ちょっと衝撃的な事実だった。

 

~~~

 

ドラマティックスの『イン・ザ・レイン』収録アルバム

ホワッチャ・シー・イズ・ホワッチャ・ゲット+10

ドラマティックス

ユニバーサル ミュージック (2017-06-21)

https://goo.gl/7YpfFd

 

デニス・コフィーの最近発掘された作品。

 

ホット・コフィー・イン・ザD [輸入CD][日本語帯・解説書付]

デニス・コフィー

Resonance Records / King International (2016-12-24)

https://goo.gl/7cuQRz

 

~~~

 

映画『デトロイト』(2017年)については後日、改めてご紹介します。

 

映画『デトロイト』サウンドトラック

https://goo.gl/9wLHPn

 

映画『デトロイト』日本公式サイト

http://www.longride.jp/detroit/

 

 

ENT>MUSIC>ARTIST>Dramatics

ENT>MUSIC>ARTIST>Coffey, Dennis

ENT>MUSIC>SONG>In The Rain

ENT>MOVIE>Detroit

 

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○スティーヴィー・ワンダーのチャリティー・イヴェント、今年は『トーキング・ブック』などを再現

 

【Stevie Will Play “Talking Book” & Innervisions”】

 

おもちゃ。

 

1996年から行われている恒例の観客にいらないおもちゃを持ってきてもらって、それらを子供たちにプレゼントするというチャリティー・イヴェント「ハウス・フル・オブ・トイズ」が今年は12月10日ロス・アンジェルスのステイプルズ・センターで行われる。毎年登場し、ライヴを見せるスティーヴィー・ワンダーが今年はなんと『トーキング・ブック』と『インナーヴィジョンズ』を再現するという。2013年の同イヴェントでは、スティーヴィーは1976年の傑作『ソングス・イン・ザ・キー・オブ・ライフ』の全曲をプレイし、大好評を得て、その後、そのアルバムを全曲プレイする全米ツアーを敢行したほど。

 

ステージの音楽監督は、リッキー・マイナー。

 

この「ハウス・フル・オブ・トイズ」のイヴェントは1996年、今は亡きサンセット・ストリップ・ハウス・オブ・ブルーズで始った子供やハンディキャップのある人たち向けのチャリティー・イヴェントだった。参加者に、必要ないおもちゃ、豪華に包まないおもちゃ、ギフトなどを寄付してもらい、それを恵まれない人たちにプレゼントするというもの。

 

 

http://www.billboard.com/articles/news/8006937/stevie-wonder-house-full-toys-staples-center-charity-event

 

2014年09月13日(土)

スティーヴィー『キー・オブ・ライフ』再現ライヴ、全米ツアーへ

http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11923633520.html

 

2013年12月、一度行われたときのレポートなど

 

2013年12月24日(火)

スティーヴィー・ワンダー『キー・オブ・ライフ』完全再現ライヴ・セットリスト、動画も

http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11734891758.html

 

スティーヴィー・ワンダー『キー・オブ・ライフ』完全再現ライヴ、動画登場

2014年02月15日(土)

http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11772354657.html

 

スティーヴィー・ワンダー『キー・オブ・ライフ・ツアー』の動画を集めてみた

2014年11月17日(月) 00

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11953109801.html

 

ENT>MUSIC>LIVE>Wonder, Stevie

ENT>MUSIC>ARTIST>Wonder, Stevie

 

 

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○「ソウル・サーチン・ラウンジ26」ノリ塩田さん語る

 

【Nori Shiota Talks On Soul Searchin Lounge #26】

 

絶好調。

 

毎回おもしろいゲストを迎えていろいろな話を聞くトークイヴェント「ソウル・サーチン・ラウンジ」その26回が、2017年11月15日、新宿カブキラウンジで行われた。今回のゲストは、40歳超えてバークリー音楽大学に入学し、その後卒業した塩田哲嗣(のりひで)さん。さらにその塩田さんがプロデュースしたアルバム『ジャズイン・R&B』で7曲歌っているティー(tea)さんがゲストで登場、1曲をトラックと塩田さんのベース演奏で披露、2曲をアカペラで披露した。

 

塩田さんは、日本でしっかり活躍した後に、2010年から2013年までバークリー音楽大学で勉強、卒業した。その間、バークリーでの授業のやり方などを具体的に話していただいた。

 

前日までに、簡単な進行表を塩田さんにお送りしたところ、懇切丁寧に、こういう曲をかけたいと曲リストと内容が戻ってきた。すぐさま、これで行きましょう、と返信。完璧な進行表だった。

 

左からDJミヤコ、ノリ塩田、ティー、吉岡、大澤、時枝、DJオサ

 

ところが始まると、話はどんどん進み、瞬く間に進行表での進行がボツとなり、次々とおもしろい話がでてきた。まさに「トーク・ライヴ」の醍醐味。

 

特に、塩田さんがバークリーで実際に受けた授業の話はおもしろく、思わず前のめりになって話を聞いた。

 

中でも、スーザン・ロジャーズ先生のクラス、さらに、プリンス・チャールズ・アレキサンダー先生のクラスの話はとてもおもしろい。これは、ゆっくり文字起こししたいほどだ。

 

スーザン先生の、プリンス話は、さすがに、プリンスの元に、数年密着してエンジニアリングをしていただけに、その一次情報はおもしろかった。

 

そして、そのスーザン先生の課題として、塩田さんが作った楽曲を流してくれた。これは、プリンスの「ミュージコロジー」をうまくサンプリングしたもので、まるでプリンスが作りそうなものになっていた。曲名はと塩田さんに訊くと「曲名はありません、まだ課題の提出曲だから」とのこと。これ、めちゃくちゃかっこよかった。

 

さらに、マイケルの『オフ・ザ・ウォール』に入っているスティーヴィー楽曲「アイ・キャント・ヘルプ・イット」をエレーニーというシンガーに歌ってもらったものを紹介。さらに、それを次のプリンス・チャールズ・アレクサンダー先生のクラスでの「リミックス」の課題曲として、リミックスしなおしたヴァージョンも聴かせてくれた。

 

そして、加えて次のステップの「ヒップホップ・ヴァージョン」まであり、それも聴かせてくれた。

 

塩田さんによれば、これくらいのミックスを作る生徒はいくらでもいるので、競争が本当に厳しい、という話もしてくれた。

 

~~~

 

第二部では、塩田さんがプロデュースした『ジャズイン・R&B』で7曲歌っているティーが、生歌を披露。塩田さんの作ったトラックと、生演奏ベースで、アリシア・キーズの「イフ・アイ・エイント・ガット・ユー」を披露。ほかに、アカペラで「川の流れのように」、シャーデーの「バイ・マイ・サイド」、そして、インドの民謡なようなトラディショナルな「タナラジーザタ」という曲をアカペラで披露して、拍手喝さいを浴びた。

 

 

最後に、もし日本のミュージシャンで、「バークリーに行きたいと思っている人にはどうアドヴァイスするか」と尋ねた。「そりゃあ、行くお金の余裕と時間があるなら、絶対行ったほうがいいですよ。『バークリーなんか行っても…』って悪口言う人もいるけど、そういう人たちは大概授業まともにでてないんですよ。行くなら行ったほうがいい。絶対いい。間違いなくいい学校なんで。ただその後は、『あなた次第です』ということですね。学校はいろいろあってリサーチしましたが、確かにバークリーはいいですよ」

 

塩田さんの話は、まさにノンストップでいくらでも、トークは絶好調に話が続き、「あと5時間くらいはできる」とのこと。

 

進行表通りにまったくいっていないので、ここに書かれている別のトピックの話などもしてみたい。特にエンジニアリングの話などは、ほとんどできなかった。

 

塩田さん、ティーさん、そして、時枝さん、ありがとうございました。いやあ、おもしろかった。

 

次回は、ゲストに『ザ・ナイト』のDJ大西貴文さんが満を持して登場します。初の日曜開催、日曜ですので、開演時間がいつもより1時間早く、18時半(夜6時半)スタートです。お間違えなきよう、よろしくお願いいたします。ご予約はお早めに。

 

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「ソウル・サーチン・ラウンジ」第27回~2017年12月17日日曜開催 ゲストに『ザ・ナイト』の大西貴文さん、開始時刻18時半(いつもより1時間前倒し)

■「ソウル・サーチン・ラウンジ」イヴェント概要

            概要

タイトル 「吉岡正晴のソウル・サーチン・ラウンジ~No.27~」
日時 2017年12月17日(日)第一部=18時30分~19時30分、第二部=20時~21時 (入れ替えなし、通しでお楽しみいただけます)
場所 カブキラウンジ 
住所 東京都新宿区歌舞伎町 1-23-13 TC大滝ビル5階 (1階は出会いカフェ・キラ) 
電話 03-6205-5125 
入場料 2000円(1ドリンク付き)当日、現地でお支払いください。 

出演

吉岡正晴 
ゲスト 大西貴文(『ザ・ナイト』DJ)
サポートDJ OSA
http://kabukilounge.tokyo/
座席数 約30

予約方法 下記メールアドレスへ「ソウル・サーチン・ラウンジ」参加希望と書き、参加人数、お名前、連絡先などを明記してお送りください。折り返し、確認メールを差し上げます。なお、携帯メールなどで受信ドメイン指定をされている方はsoul_searchin_lounge@yahoo.co.jp からのメールを受信できるように設定してください。予約なしでも入れますが、予約をいただけば優先的にお席を確保いたします。
予約メール送り先 
soul_searchin_lounge@yahoo.co.jp


ポイントカードお持ちの方、ポイントしっかり押します。ポイント10個で素敵なプレゼント進呈。

 

 

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■セットリスト

Setlist : Soul Searchin Lounge #26 @ Kabuki Lounge, November 15, 2017

 

Show started 19:35

 

TM        What’s Going On – David T. Walker

M01      Precious Precious – Otis Clay

 

---- Nori Shiota came on stage

 

M02      (untitled) demo song for class, using sampling of Prince’s Musicology – Nori Shiota

M03      I Can’t Help It [Michael Jackson] – Nori Shiota / Elainey

M04      I Can’t Help It (Remix version for Prince Charles Alexander class)

M05      I Can’t Help It (Hip Hop Version)

 

Show ended 21:01

 

 

 

Part 2

 

Show started 21:18

 

M01  川の流れのように (Acapella)  [美空ひばり] –Tea

M02  If I Ain’t Got You [Alicia Keys] – Tea (Vocal) & Nori Shiota (Bass)

M03   By Your Side (Acapella) – Tea

M04      タナラシーザタ (Acapella)(インドのトラディショナル曲)

 

BGM    Interstellar - Tea

 

Show ended 22:50

 

ソウル・サーチャー入魂の選曲・コンピレーション『ソウル・サーチン~ラヴ&ハートブレイク』2017年10月25日発売→https://goo.gl/KrjYTQ

ソウルの名曲に語らせる愛と失恋のストーリー仕立て19曲。小さな映画を見ているかのような70分余をご堪能あれ。

 

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ノリ塩田プロデュースティーの歌声7曲収録。

Jazzin' R&B - Diva Hits Selection -

Nana & Tea's Jam

Rambling RECORDS (2017-11-04)

https://goo.gl/P2HH8Z

 

ノリ塩田プロフィールなど↓

決定! 次回ソウル・サーチン・ラウンジ・ゲストにバークリー音楽大出身のベーシスト、ノリ塩田さん

2017年10月25日(水)

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12322301032.html

 

塩田哲嗣さんブログ

https://ameblo.jp/norishio88/

 

ツイッター

https://twitter.com/norishio88

 

SFKUaNK!!

Leafage Jazz (2013-06-05)

https://goo.gl/egXMPe

 

Savanna サバンナ

Anyango

JOWI music (2015-10-18)

https://goo.gl/XAMuin

 

The Calling

青木カレン

Rambling RECORDS (2017-09-20)

https://goo.gl/R9ukLJ

 

 

Tea

Jazzin' R&B - Diva Hits Selection -

Nana & Tea's Jam

Rambling RECORDS (2017-11-04)

https://goo.gl/aEhpK6

 

Tes (シンガー、アルバム『インターステラ―』発売中)

https://goo.gl/C6FNkP

 

ENT>EVENT>SOUL SEARCHIN LOUNGE>26>Nori, Shiota

 

 

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○次回「ソウル・サーチン・ラウンジ27」~ゲストに『ザ・ナイト』の大西貴文さん

 

【Next Lounge Will Be On Sunday Nite】

 

日曜開催。

 

毎回音楽業界のおもしろいゲストを迎える歌舞伎町でちょっと話題のトーク・イヴェント「ソウル・サーチン・ラウンジ」、その次回27回は、レギュラーの第3水曜日ではなく、例外的に日曜(12月17日)に開催される。これはゲストが平日がレギュラーがあって登壇できないため。

 

そのゲストとは、満を持して登場する『ザ・ナイト』の大西貴文DJ。DJ大西とステージにあがるのは、2014年11月、江戸川で行われた『ソウル・ミュージック講座』、2015年4月の彼の10周年記念イヴェントのとき以来3度目。

 

まだテーマなどは決まっていないが、何をネタにしても、いくらでも話せる感じなので、『ザ・ナイト』ファンの方、大西ファンの方、ぜひ日曜夜、歌舞伎町においでください。

 

DJ大西のブログ

http://thenite2004.blogspot.jp/

 

■過去関連記事

 

ソウル・ミュージック講座~ご来場感謝~レポート1

2014年11月10日(月)

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11950360691.html

 

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11950662924.html

 

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11951046580.html

 

DJ大西貴文「ザ・ナイト10周年記念トーク&ライヴ」盛大に開催

2015年04月06日(月)

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12010541330.html

 

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「ソウル・サーチン・ラウンジ」第27回~2017年12月17日日曜開催

 

■「ソウル・サーチン・ラウンジ」イヴェント概要

 

            概要

 

タイトル 「吉岡正晴のソウル・サーチン・ラウンジ~No.27~ザ・ナイトDJ大西貴文を迎えて」

日時 2017年12月17日(日)第一部=18時30分~19時30分、第二部=20時~21時 (入れ替えなし、通しでお楽しみいただけます)

場所 カブキラウンジ

住所 東京都新宿区歌舞伎町 1-23-13 TC大滝ビル5階 (1階は出会いカフェ・キラ)

電話 03-6205-5125

入場料 2000円(1ドリンク付き)当日、現地でお支払いください。

 

出演

 

吉岡正晴

 

ゲスト DJ大西貴文(ミュージックバード『ザ・ナイト』毎週月曜~金曜21時~24時生放送)

 

サポートDJ OSA

http://kabukilounge.tokyo/

座席数 約30

 

予約方法 下記メールアドレスへ「ソウル・サーチン・ラウンジ」参加希望と書き、参加人数、お名前、連絡先などを明記してお送りください。24時間以内に折り返し、確認メールを差し上げます。なお、携帯メールなどで受信ドメイン指定をされている方はsoul_searchin_lounge@yahoo.co.jp からのメールを受信できるように設定してください。予約なしでも入れますが、予約をいただけば優先的にお席を確保いたします。

予約メール送り先 

soul_searchin_lounge@yahoo.co.jp

 

 

ポイントカードお持ちの方、ポイントしっかり押します。ポイント10個で素敵なプレゼント進呈。

 

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ENT>EVENT>Soul Searchin Lounge

 

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