〇フィリー・ソウルの巨人、トム・ベル死去 | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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〇フィリー・ソウルの巨人、トム・ベル死去

 

【Thom Bell Dies At 79 : Philly Giant】

 

 

(本作・本文は約3000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字で読むと、およそ6分から3分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと10分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。お楽しみください)

 

 

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〇フィリー・ソウルの巨人、トム・ベル死去(パート1)

 

【Thom Bell Dies At 79 : Philly Giant】

 

訃報。

 

フィラデルフィア・ソウル、フィラデルフィア・サウンドのプロデューサー、トム・ベルが2022年12月22日、現在居住していたワシントン州べリンガムで死去した。79歳だった。

 

トーマス・ランドルフ・ベルは、ジャマイカ・キングストンに1943年1月26日生まれた。その後2―3歳でフィラデルフィアに両親とともに移住した。(修正) 15-16歳頃まではクラシックしかきいていなかったが、その頃初めてラジオで聴いたリトル・アンソニー&インペリアルズの「ティアーズ・オン・マイ・ピロー」に感激し、以後、ポピュラー音楽も聴くようになった。その後もクラシック音楽でアレンジ、作曲などを学んだ。1960年代に入り、フィラデルフィアのインディ・レーベル、キャメオ/パークウェイでアレンジの仕事などを得て、頭角を現しだす。当初は、シンガーとして近所の仲間たち、ケニー・ギャンブルやリオン・ハフ、さらにダリル・ホールらと一緒に歌っていた。

 

キャメオ/パークウェイが1967年に倒産し、ちょうどその頃、トム・ベルはまだヒットがなかったヴォーカル・グループ、デルフォニックスの「ラ・ラ・ミーンズ・アイ・ラヴ・ユー」をプロデュース。これをスタン・ワトソンという人物が運営していたフィリー・グルーヴ・レコーズに売り込み、リリース。すると、これがいきなり大ヒット。デルフォニックスも、またプロデューサー、ソングライターのトム・ベルも一躍フィラデルフィアで注目されることになった。

 

以後、スタイリスティックスのデビュー、スピナーズ、ジョニー・マティスなどをプロデュースしたり、ビリー・ポール、オージェイズなどにアレンジで参加、ギャンブル&ハフとともに、フィラデルフィア・サウンドの隆盛に大きく寄与した。

 

トム・ベルのアレンジ/プロデュースで一番素晴らしかった点は、彼がクラシック音楽の素養を持っていたこと。特にストリングスのアレンジでクラシックの影響が強くでていて、それが当時のソウル・ミュージックのトラックの中ではひじょうに特徴的だった。

 

The Delfonics - La-La Means I Love You ~ 1968

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=nHJPb08KI1E

 

The Stylistics - You Are Everything (Official Lyric Video)

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=6StORhP7n2c

 

The Stylistics - You Make Me Feel Brand New

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=cm7YF3gxZy4

 

Spinners I’ll Be Around

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=KOLQNv_BfD0

 

New York City, I’m Doing Fine

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=k_Je8Gh-zsE

 

Deniece Williams - It's Gonna Take a Miracle (Official Video)

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=YOXCvyfsjB8

 

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トム・ベルに関してはあまりに情報が膨大で、またその死去に関して、喪失感が大きく、いずれまとめてみたい。

 

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