◎リサ・フィッシャー・ライヴ・レポート(パート1)~スピリチュアルで深淵でヒーリングで神で宇宙な | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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◎リサ・フィッシャー・ライヴ・レポート(パート1)~スピリチュアルで深淵でヒーリングで神で宇宙なライヴ

@AidanBCarroll @jcgrandbaton #thierryArpino @lisafischersing

【Lisa Fischer’s Live : Cosmos That Deep, Soulful, Spiritual, Healing, Free And God】

想像外。

リサ・フィッシャー の1991年のデビュー・アルバム『ソー・インテンス』からはまったく想像ができないライヴ・パフォーマンスだった。

ひとまとめに言えば、スピリチュアルで深淵でヒーリングで神で自由で何より宇宙だった。そして、リサの体がたとえようのない見事な楽器(インストゥルメンタル)だった。それも「よく鳴る」「素晴らしい響きの」楽器だ。

ローリング・ストーンズのバックコーラスの一員として何度も来日しており、また、1994年のイヴェントで複数アーティストの一人としてやってきて、1曲「ハウ・キャン・アイ…」を歌ったが、単独公演は初めて。

昨年来日が発表されたときから楽しみにしていたのだが、唯一のアルバムが1991年だし、とはいうものの映画『バックコーラスの歌姫(ディーヴァ)たち』で若干の知名度はあるかと思ったが、こんなに満員になるとは思わなかった。2日目などは急に当日券が伸びたそうだ。たぶん、いいショーをすれば、噂が評判となり、すぐに動員が伸びるという典型的な例だったかもしれない。

もうひとつ、観客にかなりのローリング・ストーンズ・ファンとおぼしき人たちが多かったことも興味深かった。

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解釈力。

楽曲を自分のものにしてそれを唯一無二のヴァージョンにしてしまう解釈力はもう圧倒的。

バンドメンバー3人との呼吸もヴァイヴもスピリチュアル・コンタクトも完璧。4人の波動をスクリーンに映し出したら、きっと完全に同調していることだろう。あんなに4人が一体になってひとつの音楽を奏でることができるとは驚愕だ。

1991年のソウル・アルバムのイメージとストーンズでのバックコーラスとしてのイメージくらいしかなかったので、普通のソウル・シンガーのショーを想像していたが、これがまったく違った。

そして4人とも争い事などしなさそうなとてもいい人間で、お互いがお互いをリスペクトし、愛を持って接していることが強く感じられた。「ラヴ」「ケアリング」「温かいハート」が空間を支配していた。

結局このセットでは、自身のヒット「ハウ・キャン・アイ…」以外はすべてカヴァー。だが無名曲もあるので、そして解釈力が素晴らしいので、みな彼女のオリジナルかと思わせられる。1曲目のエイミー・グラントのカヴァーや、新進気鋭のブルーズ・アーティスト、エリック・ビブのカヴァーなどまったく知らなかった。いや、仮にオリジナルを知っていても、この解釈ではわからなかっただろう。エリック・ビブはまったく知らなかった。ライヴ後に、ミュージシャンのベースのエイダン・キャロルに教えてもらった。

レッド・ゼッペリンの「ロックン・ロール」なんて最初わからなかった。サビに行って、「ああっ!」って。あんなにテンポを落としてやるなんて地球上で彼女だけだろう。とてもクリエイティヴなまさに「アート」、そしてその引き付け惹きつける磁力は神がっていた。

一曲は長くテンポも遅いのだが、まったく緊張感が途切れることなく恐るべき集中力で音楽を奏でた。だから、こちらも飽きることがなかった。

ある意味、アヴァンギャルドで実験的でもあるのだが、そのスケールが途方もなく大きかった。

~~~

二本。

ステージには2本のマイクがある。手持ちのマイクとスタンドのマイク。スタンドのマイクが基本、ディレイ(エコー)用になっていて、その2本のマイクを縦横無尽に使って、1人でコーラスをやっているような雰囲気を作り出す。先日のジェイコブ・コリアーとはちょっとやり方が違うのだが、方向性は同じだった。

この一人コーラスの空気、音感がとても気持ちよく聴こえた。

体をすべて使い、蝶のように舞い、鳥のように飛んでいる姿がとても印象的だった。

アコースティック中心のこのアンビエントな空間は、従来の形の「ソウル・ショー」ではまったくなかったが、アーティストたちのスピリットとソウルは十分に感じられた。

しかし、すごいライヴを見せてもらった。

セットリストは日によって、セットによって微妙に違ったようだ。

(この項続く)

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各楽曲のオリジナルの音源を探しました。

Amy Grant – Breath Of Heaven
https://www.youtube.com/watch?v=L8_475FKJWQ


Don’t Let Nobody Drag Your Spirit Down [Eric Bibb]
https://www.youtube.com/watch?v=BeEUNeMXiQI


Rock & Roll [Led Zeppelin]
https://www.youtube.com/watch?v=4bv_ALKkTjQ


How Can I Ease The Pain [Lisa]
https://www.youtube.com/watch?v=n4ZyCPhVvvM

Long version (including Gomen-nasai)
https://www.youtube.com/watch?v=f3BRpyB5ayw

Fever [Little Willie John]
https://www.youtube.com/watch?v=y27vBA68Zyk


Addicted To Love [Robert Palmer]
https://www.youtube.com/watch?v=XcATvu5f9vE


Wild Horses [Rolling Stones]
https://www.youtube.com/watch?v=UFLJFl7ws_0


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(この項続く)

■過去関連記事

音楽ドキュメンタリー映画『バックコーラスの歌姫(ディーヴァ)たち』~12月14日公開
2013年10月26日(土)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11652417462.html

リサ・フィッシャー、2016年3月に単独コンサート決定
2015年12月04日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12100346255.html

■Setlist: セットリスト リサ・フィッシャー
Lisa Fischer, March 22, 2016, Second set @ Blue Note Tokyo

[ ] denotes original artists

Show started 21:15
01. Breath Of Heaven [Amy Grant]
02. Don’t Let Nobody Drag Your Spirit Down [Eric Bibb]
03. Rock & Roll [Led Zeppelin]
04. How Can I Ease The Pain [Lisa Fischer]
05. Fever [Little Willie John]
06. Addicted To Love [Robert Palmer]
07. Wild Horses [Rolling Stones]
Show ended 22:29

■MEMBERS

Lisa Fischer(vo) リサ・フィッシャー(ヴォーカル)
J.C. Maillard(g,key) J.C.メイラード(ギター、キーボード)
Aidan Carroll(b) エイダン・キャロル(ベース)
Thierry Arpino(ds) ティエリー・アルピーノ(ドラムス)

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ブルーノートのライヴ・レポート(原田和典氏筆)
http://www.bluenote.co.jp/jp/reports/2016/03/22/lisa-fischer.html

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(2016年3月22日火曜、ブルーノート東京、リサ・フィッシャー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Fischer, Lisa

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