脚光 | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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【オーティス・レディング、死去40周年】

脚光メラメラ

「R&Bグレイト」「ソウル・ジャイアンツ」「天才ソウル・シンガー」として一時代を築いたオーティス・レディング(1941年9月9日~1967年12月10日、26歳)の66回目の誕生日を記念した複数のイヴェントが計画されている。これはスタックス・レコードの設立50周年とその再活動、またオーティス死後40周年とも連動して、オーティスの誕生月9月に行われる。

一番主要なイヴェントとなるのは、2007年9月14日にジョージア州メイコンで行われる『イヴニング・オブ・リスペクト~フィーチャリング・デクスター・アンド・オーティス3世』と題されるトリビュート・イヴェント。この日はバックをメイコン・シンフォニー・オーケストラが担当し、デクスターらオーティスの息子だけでなく多くの著名R&Bシンガーたちが参加する。

これは、オーティス未亡人であるズレマ・レディングさんが設立した「ビッグO(オー)ユース・ファンデーション」への寄付を目的としたものになる。

同時に、ジョージア・ミュージック・ホール・オブ・フェームでオーティス・レディングの写真展も開催される。ここでは多数の写真のほかに直筆の歌詞の下書きなども展示される。この展覧会は、9月14日から翌2008年9月10日までほぼ一年間行われ、その後は2009年くらいまで全米各地で展示される予定だ。

また、オーティス・レディングを主人公にした伝記映画の製作の話も進んでいる。死後40年を経て、今年はオーティス・レディングに脚光が集まるようだ。

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ブレンダ。

この記事を読んで、そういえば、ブレンダ・ヴォーンがオーティス・トリビュートをやると言っていたのを思い出して連絡してみた。やはり、ブレンダはこれに参加して、デクスターと一緒にオーティスとカーラ・トーマスのデュエットでヒットした「トランプ」を歌う予定だという。

ブレンダによれば、その数日前に「ビルボード・ミュージック・アワード」があり、そこでもオーティスへのトリビュートがあるらしい、という。ブレンダはビルボードから見に行く予定だ。

今年は、メンフィスにあったスタックス・レコード創設50周年ということで、スタックスの再活動が大きな話題になっている。スタックス50周年イヴェント、オーティス・イヴェントといつになく南部のソウルが熱い年になってきた。

ブレンダは、ぜひこの「オーティス・トリビュート」を日本でも行いたいと希望している。となると、12月10日前後に、デクスターたちを招いてのライヴ・イヴェントということになるかもしれない。

ENT>MUSIC>ARTIST>Redding, Otis