私は、14年前にも不倫をした。

 

当時の彼とは、8ヶ月で別れた。

 

私はさんざん泣いて「奥さんと別れて」と抗議したけれど、彼は「離婚する」とはとうとう言わなかった。

 

世間体を、気にしてたようだ。

 

 

なので私から、別れを言った。

 

ものすご~く、泣いた後に。

 

 

 

ほだされた自分に落ち度があったと今では解ってはいるけれど、

 

つらい記憶だ。

 

 

 

その不倫の話を、今の旦那にも話した。

 

そして旦那にこう言った。

 

「もう懲りたから・・・。私は、不倫をするつもりはないよ」と。

 

 

 

 

 

※今後は、限旦那の事を「T」と呼びます。

 

 

 

 

 

ある日、その話が佳境に入った。

 

「不倫だったら、私はTとは付き合わない」と、Tと夜通し話をしていた。

 

詳しい内容はもう覚えていないけれど、あーだこーだと。

 

 

当時、Tは出張先のホテルに長期滞在していた。

 

朝の7時頃だったか、いきなり、Tの泊まっていたホテルのネット回線が落ち、チャットができなくなった。

 

今までずっと、一晩中繋がっていたのに…

 

まさに私は、「不倫ならば、ここで別れる」と、文字を打とうとしていた時だった。

 

 

 

 

 

 

「今ここで話が終わったら、マリナを失う!」と、思ったTは、ホテルから会社が近いので、全速力で走って向かったらしい。

 

会社のネットから、繋げようとしたのだ。

 

そして、喘息の発作を起こした。

(※彼は、先天性の喘息持ちです)

 

喘息の発作は、詳しいことはわからないけれど、呼吸困難になるらしい。

 

全速力疾走は、「やってはいけない」ことなのだそうだ。

 

 

Tは発作を起こしながらも、チャットを打ってきた。

 

「そんなことしてる場合じゃないでしょう?」

 

「早く薬飲んで!><」

 

私は言った。

 

けれど、彼は聞き入れない。

 

 

 

「ごめんね、既婚でごめんね」

 

「今のままでもいいから、SNSだけの交流でいいから、あなたを失いたくない」

 

と。

 

 

 

 

 

私は、その文章に心を打たれた。

 

その時、「(不倫関係になって)地獄に堕ちてもいいか…」と思った。

 

「解かったよ!離れないから!いいから薬~!><」と、私。

 

 

 

 

 

いきなり回線が落ちず、あのまま会話を続けていたら、私は彼にさよならを告げていた。

 

あのタイミングで、回線が落ちるとは…と、後日、Tと話題になった。

 

「まるで、人智の外の何者かに、ストップをかけられたようだね…」と私。

 

Tも、「そうだね~。急にだもんなぁ」と、同意していた。