こんにちは冨永のむ子です。
昨日は蔵前へ。
自分の神話塾で塾生のみなさまにお渡しする
ワークブックを作りに。
ここ数年の間にみるみると
活気づいたクリエイティブな街蔵前。
発注してから納品待ちの間のお散歩や食事が
毎回のお楽しみ。
今日は、当初行こうと思っていたカフェの隣に偶然見つけた、
汁なしタンタンメンのお店へ。
納品までの待ち時間が
二時間あったので、
食事とコーヒーを別の店にすることに。
無骨な髭面と、
ニコニコと人の好さそうな笑顔との
ギャップが素敵なお兄さんが
「よく混ぜてお召し上がりください」と出してくれたタンタンメンは、
辛さと、痺れ(山椒)が絶妙でおいしかった・・・
その後ふらふらと散歩していて
目についたのは、胡麻油ののれん!
夫婦共に胡麻油好きな私たち。
今日は荷物重いんだけどなー、と思いつつも、
胡麻油、の文字はブラックホールなみの吸引力で、
ぐいぐいと引き寄せられ中へ。
すると、またしても人の好さそうなお兄さん。
今度はひげ面じゃなくて、さわやかな若旦那風・・・
が、
「胡麻油お好きなんですか」と言いながら、
店の奥から出てきた。
お兄さんの笑顔と、
出されたサンプルの胡麻油の香りにつられ、
荷物が重いのは百も承知で、ついつい購入。
その後、ちょっとだけ、
スカイツリーを眺めつつ隅田川のほとりを歩き、
カフェタイムに入ったのは、ゲストハウスNui
ここでも人の好さそうなお兄さんが、
ニコニコと入れてくれた
カフェオレとチョコレートケーキをいただきながら、
納品時間まで本を読みました。
konnnはて
気づくと、今日は
人の好さそうな笑顔の男性から、
ずいぶん優しくしてもらえる日だわー
と不思議な気持ち。
ひょっとして帰宅したら、
夫も人の好さそうなお客様向けスマイルで
出迎えてくれるんじゃないか、と
幻想を抱いたけれど・・・、
間違ってもそんなことはないのでした。
私の夫を知っている人からは、
いつも優しそうで穏やかそうなご主人でうらやましい、
とよく言われます。
きっと、外で会うと
私が今日出会った三人の
お兄さんたちよりも
はるかに人の好さそうな笑顔でいるんだと思う。
でも、家に帰ってまで
そんな顔してたら・・・・、
気持ち悪いかもね。。
そんな男の人っているんだろうか?
まあ、中にはいるのかもしれないけども・・。
へらへらすんなよ!
でも、外と真逆の不機嫌な
ぶっきらぼうな態度とか取られる日にゃあ。
なんなのこの外面男め! って、怒り倒したくなる・・・
いや、実際怒り倒してるし・・・笑
でも、ほんとうは
不機嫌なわけじゃなく、
最も無防備でわがままな、
巣の状態でいるってことなんだよね。
きっと、昨日優しくしてくれた男性たちも、
奥さんや彼女の前では、
ぶっきらぼうで、不機嫌なんだろうな。
・・・
江國香織の「いくつもの週末」という本の中にある
【よその女】というエッセイをご存じですか?
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よその女になりたい、と
ときどき思う。
よその女というのはつまり、
妻ではない女。
・・・
よその女に
夫はとても礼儀正しく
感じよく映るだろう。
・・・
たまによその男の人に会う。
よその男はとても親切。
礼儀正しいし、いろんな話をしてくれるし、
グラスが空になる前におかわりを注文してくれる。
無論私はよその男にそんなことしてもらっても
べつに嬉しくないけれど、
夫がしてくれたらうれしいだろうなと思う。
そして、この男も自分の妻には
こんなに親切にしないんだろうなと思う。
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ってな感じ。
ほんとだよな。って思う。
でも、それはきっと無理なんだわね。
ちょうどアップしなおした、
一つ前の記事にも書いたけど、
外で必死で人の好さそうなふりをしてるんだから、
家でもそれさせられたらたまんないんだろうね。
でも夫婦が・・・というより、
妻が一方的に被害者意識で怒ってる時って、
よその女に対するように、
自分にも優しく感じよく親切にしてほしいからなんだろうな。
かつて、よその女として、
しかも最も大切なよその女として、
ちやほやとくどかれた時代もあったんだしね。
でも、そういう記憶を大事にしつつ、
好き放題ゆるんで、不機嫌で不愛想な夫を、
手にひらで転がすつもりで、
よしよしとしていると家庭は
とても平和なんじゃないかな。
・・・なんてことをしみじみ思ったので
うっかりするとすぐにガミガミ鬼嫁になりがちですが、
お釈迦様にでもなったつもりで、
不機嫌な孫悟空・・手のひらでころがしてみよっと。
・・・というわけで、
以上インスタの画像を
ブログに埋め込むっていうのをやってみたくて
ふと書いてみました。