みなさま、メリークリスマス🎄✨
ね、世の中はそうでも僕は仕事をしております。
さすがにクリスマス時期は水商売はヒマっぽいので、ヒマに乗じて一つみなさんにお話をご紹介します(笑)

ご存知のように、僕は長いことツアコンをやってましたので、日々旅から旅への旅鴉生活をやっておりました。

旅に出れば必ずホテルに泊まるわけですよね。しかももちろんですが僕自身が選んだホテルではないわけで…

普段なら泊まれないような高級ホテルにもたくさん泊めてもらいましたし、逆に自腹なら絶対に選ばないようなホテルも多々ありました。

今日はそんなホテルでの逸話をお話しします。

これは日本のとある北国の温泉地にある比較的大きなホテルでの出来事です。

旅行のピークシーズンになるとホテルの部屋が満室になることもしばしば。
通常、空室があれば添乗員も普通の客室に通されますが、混んでる時は添乗員もバスの乗務員用の民宿に飛ばされたりする事があるんです。

その日は朝からやけに運転手とバスガイドの様子が変でした。時々ひそひそ話をしたりして。
僕はその態度を訝しく思っていたのだけど、昼食の時になって運転手さんがいきなり、「ねえ、添乗員さん、今日の僕たちの宿はどうなってます?」と聞くんですよ。

そんな真っ昼間から宿がどこかを知る理由があるのか?と思いながらもホテルに電話をして確認したんです。
すると…「添乗員さんは当館で、乗務員さんは民宿を手配しております。」とのこと。
僕はそのまま乗務員に伝えました。

そしたらね、あいつら、後ろを向いて小さくガッツポーズをしたんですよ‼️

こりゃ何かあるな…と思いましたが、仕事で来てる以上、僕は自分のワガママでホテルを変えることなんて出来ません。

それから夕方までの乗務員達の機嫌のいいことったら(笑)

で、夕方そのホテルに着きました。
僕、フロントでもう気付きました。
…ここ、ヤバイ( ̄O ̄;)…って!

だけど何がどうヤバイのか、そんな具体的なことは一切分かりません!
しかしチェックインしても僕にはまだまだ仕事がたくさん残ってるわけで、案内から部屋回り、夕食宴会と目まぐるしく動き回る中で、さっき感じた変な感覚のことは忘れてしまってたんです。

ようやく全てが終わり一息ついて、さあ温泉にでも浸かってゆっくりしようと思い、浴衣と丹前に着替えて大浴場に向かったんです。

男湯と書いた藍染の暖簾をくぐり中へ入ると、遅めの時間帯というのもあってか、スリッパもなく脱衣カゴも全て空の状態でした。
ヤッタネ‼️貸し切り〜(^o^)/と一瞬だけ思いました。ええ、本当に一瞬だけね。

次の瞬間、すっごい違和感を感じて…

え?誰かいるの?

…なんとなくね、人の気配というか、視線というか、変な違和感を感じたんですよ。

しかし違和感の正体がわからない。
で、恐る恐る僕は服を脱がずに風呂場の曇りガラスの扉を開けてみたんです。

湯けむりの中に見える大浴場、それはどこの温泉旅館にもある普通の光景でした。

ただ、一点だけの違いを除けばね…


それに気付いた瞬間、全身に鳥肌が立ちました!
湯気でもうもうとして暖かいはずなのに、髪の毛の先まで悪寒が走りましたヽ(;▽;)ノ

そして風呂場の扉を閉めて脱衣所に戻った時、再び全身に鳥肌が、それもさっきの2倍くらいは立ったと思います( ̄◇ ̄;)

僕が何を見たのか?

ええ、タイトルにもあるでしょ、何も見てないんですよね。

ただ…




風呂場の中にも、洗い場にも、そして脱衣所にも、鏡が一枚もなかったんです‼️( ̄O ̄;)

その壁には、かつて鏡を貼っていたと思われる痕跡がズラ〜りと並んでて、明らかに意図的に鏡を外してあるとしか考えられません‼️!(◎_◎;)


そのまま踵を返して自分の部屋まで走って帰りました。
部屋風呂に入るのも恐ろしく、テレビをつけ、ドアも開けたまんまシャワーを浴びて、電気を点けっぱなして寝たのを今でも覚えてますw

乗務員達が他館に飛ばされてガッツポーズをしたのも納得ですよ。

何でも聞くところによると、そこの土地自体に悲しい歴史があって、で、風呂場の鏡に、、、

映り込むんだそうですw(°o°)w

この世の者ではない者の姿が…


翌日、乗務員に文句を言ってやりました!
そしたらね、
「先にそんな情報入れたらむやみに怖がらせるだけだから。中には何も感じない人もいるので…」だってさ。

まあ、とにもかくにも二度と行きたくないホテルでありました。

どこの何ホテルかは言いません。
だって今でも営業してるから!

もう十数年前の話だから、今は変わってるかも知れないけどね。

みなさんも旅行の際のホテル選びは慎重になさいませ。

では、今日はこれにて…


まだホテルネタいろいろあるので、また次回は別のお話をご紹介しますね!

ではでは、良いクリスマスを!(笑)
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