Just 〜ソロモンの歌〜 | Ode To Daisuke

Ode To Daisuke

フィギュアスケーター、髙橋大輔さんをひっそりと応援しています。


テーマ:
お願い!
記事の主観的見解(a.k.a. 勝手な妄想)など顧みまして
転載、引用などはかたくご遠慮いただきたく、
宜しくお願い申し上げますm(__)m
リンクはどうぞご自由にお願いいたします。
Please do not repost any of the following contents.
Thank you.




皆様、明けましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今ではほとんど冬眠状態のナマケモノブログですが
気の向いた時にポツリとつぶやくかもしれません。
長くゆるりとお付き合いいただけたら嬉しいです。


さて、書きたいと思いつつ
昨年中に書く事ができなかった
大ちゃんの新プログラムのこと。
ラクリモーサなのかMothertongueなのか
Day of Tears (意味はラクリモーサと同じ)なのか、
タイトルが分からないってホント困るんですけど(笑)


動画お借りいたしますm(__)m

https://www.youtube.com/watch?v=xvxZWYg0rks



とにかく、今さらですが凄いプログラム!
引退した後もこんな度肝を抜くようなプロを見せてくれるとは
ああ、本当に大ちゃんのファンで良かった・・・!
ていうか、2%でも戻って来てくれてよかった!!!!!!!!!


振り付けたシェイリーン・ボーンが選んだという
曲のチョイスがまた超、超、超ツボにはまりまくりでですね。

使われている3曲とも、それぞれ面白くて
調べて行くうちにどんどん泥沼に入り込み
とうとう大晦日におせち料理を半分しか作れなかったという。
いいんです、栗きんとんさえあればハッピーな我が家なので。
ていうかクリスマスツリーまだ片付けてないし!

げほげほ。


プログラム使用曲2曲目の"Just"という曲について
見つけたことなどをちょっぴり書きたいと思いますが、
その前に、、、



ご存知の通り
髙橋大輔というスケーターは
自分が演じるプログラムについて説明するということが
ほとんどありません。

観ている人がそれぞれの感性で
作品を味わってくれればそれでよい、というスタンスですよね。

ですので、これから書く事はもしかすると
彼の意向に反することになるのかもしれませんので
説明や余計な解釈なしに彼のスケートを楽しみたいという方は
どうぞこの先はお読みにならないよう、お願いしますね。

私も、はじめは何も知識がない状態で大ちゃんのスケートを観るのが好きなので
一応、warningです。。。

ちなみに、読んでもわりと大丈夫な情報から始めました。
読み進むとよりくどい詳しい説明になって行きますのでご了承ください。

(といっても、大した事は書いていませんが^^;)










そろそろいいかな?







ではいきます。



いきなり2曲目からですみませんが
1曲目のMothertongueと3曲目のLacrimosaとは違い、
このJustの歌詞は実際に大ちゃんのプログラムと
密接な関係があると思うので。

Just (after Song of Songs)
作曲はDavid Lang。
2014年10月にアイルランドで初演されましたが
その後演奏された記録はなし。
音源を購入することは可能ですが、
シェイリーンが一体どうやってこの曲を見つけてきたのか、
ダンス関係から辿っていったのか、
誰かに紹介されたのか、知る由もありませんが
本当に振付師の方の知識の広さには頭が下がります。



まずは使われている部分の歌詞を書き出してみました。
私が聞き取ったもので、公式なものではありませんのであしからず。

***

Just your mouth
Just your love
Just your anointing oils
Just your name
Just your chambers
Just your love
And my mother's sons
And my own vineyard
And my soul

***


このテキストは作曲者David Lang自身によるものですが
彼はこれを、旧約聖書のSong of Songs (Song of Solomons)
つまりソロモンの歌、日本語では雅歌と呼ばれる箇所から
言葉を選び出したと説明しています。

以下、David Langによるこの曲についてのプログラムノートより。(原文はこちら

***

Just (after song of songs)は、Song of Songsの中から拾った言葉から作り上げた歌詞である。原文はもちろん古代ユダヤ教典の中でも最も情熱的かつ官能的な文章であり、聖書の中にこれが存在することに私は常に不思議な気持ちを抱く。ー(中略)ー ユダヤ教の伝統によれば、Song of Songsは「永遠なる者(つまり神)」への情熱を比喩的に表したものであり、それゆえその言葉は非常に重要な意味を持つ。

この文章で私がいつも興味深く感じていることがある。Song of Songsに登場する男女はそれぞれ特質を持っているが、お互いが相手について気付いたこと、相手が所有する物、そして魅力的だと感じる部分について語り合う。人間同士の愛であればそれは驚くことではない。だが人間と神のあいだの愛の場合、それはすなわち神自身の特質についての示唆と、我々がその特質にいかにして惹かれるかが文章に書かれていることになるのだ。

歌詞には、(文章内の)男と女の持つ個人的な特質や所有するものをすべて書き出した。どちらの言葉か明確にするため、男に関する言葉は"just your"から始め、女に関するものは"and my"から始めるようにした。ー(後略)ー

— David Lang

(日本語訳:noroton)

***


聖書の英語訳は何種類も出版されていますが、
Langが引用したのは
English Standard Version (ESV)と呼ばれるものだと思われます。
2001年に出版された、より口語体に近いバージョンで
ごく一般に出回っています。
(クリスチャンではない我が家にも一冊あったほどですから^^)

以下、旧約聖書より 雅歌 第一章第一節から第七節。

プログラムで使用されている箇所に含まれると思われる言葉は
赤字にしてあります。

***

The Song of Songs, which is Solomon's.

Let him kiss me with the kisses of his mouth!
For your love is better than wine;
    your anointing oils are fragrant;
your name is oil poured out;
    therefore virgins love you.
Draw me after you; let us run.
    The king has brought me into his chambers.

We will exult and rejoice in you;
    we will extol your love more than wine;
    rightly do they love you.

I am very dark, but lovely,
    O daughters of Jerusalem,
like the tents of Kedar,
    like the curtains of Solomon.
Do not gaze at me because I am dark,
    because the sun has looked upon me.
My mother's sons were angry with me;
    they made me keeper of the vineyards,
    but my own vineyard I have not kept!
Tell me, you whom my soul loves,
    where you pasture your flock,
    where you make it lie down at noon;
for why should I be like one who veils herself
    beside the flocks of your companions?

***


(注!!ここからは私の注釈やらポエムやらいろいろ混じりますよー)




さて、実際の歌詞ですが、

mouthとloveはまあ大体意味は分かるとして(爆)
次のanointing oilsというのは
王位を授かる際に頭からかけられる香油のことですね。
「あなたの香油はかぐわしく」
振付では、両手を広げ、天をあおぐような動きです。
(仕方ないけれど、ここでヒューヒュー♪が入ってしまったのはちょっと残念)

your name
「あなたの名は注がれた香油のよう」
ここで言う名前とはその人の人格や性格を表します。

your (his) chambersは奥の間、つまり寝室ですね。
「王はわたしを奥の間に連れて行かれた」

再びyour loveがあって
次のmy mother's sonsとmy own vineyardの部分
「わが母の子らは怒って、わたしにぶどう園を守らせた。
しかしわたしはじぶんのぶどう園を守らなかった」
母の息子たち、つまり自分の兄たちが
彼女に仕事を押し付けたため
彼女は自分のぶどう園(my own vineyard)の世話ができなかったと。
ここの大ちゃんの表情の変化が何とも言えない。。。

my souls
「わが魂の愛する者よ、教えてください」
自分の魂を押し抱くようにしてから
ゆっくりとそれをリンクに放つ、一連の美しい流れ。
そして解き放たれたかのように跳ぶ3ルッツ。

・・・なんでしょうか、
前後の2曲もものすごいんですけど
このプログラムの中核は
やはりこの部分なのではないかと。

シェイリーン、よくぞこの曲を
髙橋大輔に与えてくれました。
もうカナダ方面へ足を向けて寝られません。


長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。

ここに書ききれなかったこと、
あえて書かなかったこともありますが
そこは皆様それぞれということで。。。(o^-')b







参考文献
http://davidlangmusic.com/music/just-after-song-of-songs
http://www.musicsalesclassical.com/composer/work/51986
https://www.biblegateway.com/passage/?search=Song+of+Solomon+1&version=ESV
https://kotobank.jp/word/%E9%9B%85%E6%AD%8C-43274
http://www.logos-ministries.org/old_b/song1-4.html
The Lutheran Study Bible English Standard Version, Concordia Publishing House
聖書、日本聖書教会

(ちなみに・・・検索で多くの方が目にしたかと思われるこちらの歌詞は、投稿者によるもので、おそらく聞き間違いがあり、聖書を読めば書いてあるよ、とコメントにも書かれています)








norotonさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス