小林光一による著作。
記述は相変わらず前に出てくる中山典之。
たまにこの人、自分で書いて自分で推薦文書いたりしている。

小林光一の打ち碁を解説している。
一応問題形式で、終盤の決定打を解説しているが
問題図に至るまでの手順も簡単に解説している。

”簡単”といっても内容は高級で、なかなか味わい深い。

今までで、効果のあった勉強法の一つとして
プロの打ち碁を五回ほど並べて手順を暗記することが挙げられます。
最近はあまり解説を読まずにたくさん並べていましたが、
今回、この勉強法をやってみようと思います。

早くたくさん並べるのも、繰り返し詳しく検討して並べるのも
どっちも必要だと最近思えてきました。

(2016.03.12追記)
改めて並べてみるとやはり素晴らしい著作でした。
題材としてはトッププロとの対局ばかりで、大ヨセでの決め所を紹介している。
2問ほど特に難しい手ではない平凡な手も取り上げていますが
きっちり計算してその手を選んでいるかと問いかけてきます。

昨年から大ヨセでどう店じまいするかが自分の大きな課題でしたので非常に嬉しいです。

1局につき3回は並べるようにして、2回目以降は棋譜を出来るだけ見ずに並べるようにした。
気に入った棋譜はさらに2回並べている。

1局目にどれだけ並べながら考えられるかが大切で、
それができていれば手順は他人の碁でも覚えていられる。

さて、今日は棋院に行ってくるか。2か月ぶりぐらい。

(2016.03.12追記)
記述し忘れてた。
並べていて思ったのが、小林光一はシノギの保険をあらかじめかけていることが多い。
こういうのはアマでもマネできるので参考にしたい。