さすがは比叡山。
早朝大講堂にお説法を聴きに行くとき、上着を持たずに
半袖のみの匪石は薄暗がりのお堂の中で震えておりました。
馴染みのない読経の後、歳の頃なら四十半ばから五十前ほどの
小柄な尼僧が我らの前に。
尼僧「長い時間にはなりましたが、皆様には二つだけ持って
帰っていただきたい。
右足を前に出せば左足は自然とついてくる。
まずその右足を前に出すというコト。
二つ目はそれを続けるというコト。」
シンプルでとても含蓄のあるお話でした。
失礼ながらその尼僧。
連れ合いも同様な事言いましたが
丸めた頭に肌が凄く綺麗で見惚れてしまいました。
そしてその御尊顔を拝見しながら匪石の頭にはある人物のコトが
思い出されていたのですーが、それは後の外伝で。
東塔地区と横川地区のほとんどを参りました。
国宝殿などは見事なモノでしたが多くが撮影禁止でした。
比叡山と言えば信長による焼き討ち。
現存する国宝、重文の仏像などは子分であった秀吉が
内緒で持ち出し避難させていたーと。
信長没後天下人となった秀吉は、比叡山復興に力を貸しその仏像らを
戻したんだとか。
秀吉は苦労人だからね。
信長ってのはプー〇ンかっ?!
地元三英傑の一人でありますが、ビートたけしの映画でも狂人のような
描かれ方でしたね。


