死亡事故から1日目・草加市の県道にて | 母への言葉・草加市での出来事

死亡事故から1日目・草加市の県道にて

28日の事故から一夜明け、月が変わり3月


一睡もできず、事故が起きた現場へ行った


横断歩道に警察が書いたのであろう衝突場所のマーキング
その先の離れた場所に母が飛ばされた場所のマーキング
路肩には車の破片や母の血が生々しく残っていた


日曜の夕方、明るいうちに起こった事故だったせいか
現場には沢山の人がいて、散乱した母の荷物を
まわりの方が拾い集めてくれていたと聞いた


それでも現場には
拾いきれてない母の物がまだ散乱していたので
一つ一つ集め、片付けた


手に取る度に、心臓を鷲掴みにされてるような感覚
まわりに人もいたが、声が出ぬよう涙し掃除をした


母への言葉・草加市での出来事


母が飛ばされた場所の前に立っていたら
花を持ってきてくれた方がいた


あの日
現場で横断歩道を渡りきる寸前の方だった


大きな音がして、振り向いた時には飛ばされていたと・・・


新聞を見て亡くなったのを知り、花を供えにきてくれたのだ


自宅に帰り、鏡を見た
泣きすぎて腫れぼったい目、かきむしったままの髪
絶望感と怒りに満ちた表情
あまりにも自分じゃないような顔を鏡で見て
自分で自分の顔を見るのが怖く、髪を切りに出かけた


事故の前日
母が娘の結婚式の為にと
会社を休み、孫を散髪に連れて行った谷塚の店


しっかりしてくれ!と、自分に言い聞かせるよう
その同じ店で坊主にしてもらった


昨日はこの場所に母がいたんだな


結婚式を楽しみにして、此処に来て散髪させてたんだろうに
娘の結婚式の日を自分の火葬日にしちゃって
悔しいよな母さん


なんで交通事故だったんだろうな


未だに死んだと思えない 、