草加署から交通事故の連絡 | 母への言葉・草加市での出来事

草加署から交通事故の連絡

2月28日
月の最終日だったのだが
日曜日ともあって、自宅で晩ご飯の準備をしていた


携帯ではなく、固定電話のほうに草加署から連絡が入る


母への言葉・草加市での出来事

草加市高砂の横断歩道で
通行人の中に車が直進し
横断中だったお母さんが事故に合いました
独協病院に運ばれてるので行って下さい


この連絡では
大きな事故では無いだろうと考え
歩いて県道まで出て、タクシーをひろい病院へ向かった


病院へ向かう途中、県道で渋滞
草加の駅前渋滞かな?と考えてた矢先
数十メートル先に止まってるパトカーを見て
事故渋滞だと理解した


タクシーの運転手さんから
「これ抜けたら空いてるみたいです」と言われ
事故現場で交互通行しながら横を通り過ぎる


タクシーから現場を見てたら
湾曲に曲がった母の自転車が目に入り蒼白


何度も警察からの電話を思い出しては
妹や知人に連絡を入れていた


病院に着き
一緒にいた母の友人から話を聞き
状態を先生から説明され
治療室で母の姿を見てからは
その後の記憶が所々飛んでいる


事故から2時間半後
午後7時、母は私の目の前で死亡告知された


奇しくも2日後には娘の結婚式


1番楽しみにしてたのは母なのに
娘の結婚式の日を自分の火葬日にされ
どんな思いで死んでいったのかと考えると
切な過ぎて苦しくなる



3月11日
母が生きていれば61歳の誕生日だ


もう母はいないが
集まって誕生祝いをしようと準備をしていたのだが
加害者のドライバーが、3月11日に保釈されると連絡が入った


誕生会は中止にした


小さなノートを買い
ふと思ったことを書いていた


何かをしていれば気が紛れる!
その通りだと実感しているが
何かをしていないと気がふれてしまう!


そんな感じだ


あっという間に母への言葉が
ノートいっぱいになってしまった
これじゃあノートが何冊あっても足りない


何で生きてる時に言わなかったんだろう


やりきれない


この悲しさと悔しさは、どうすれば良いのか



もっと親孝行をしたかった


痛い思いをし、病弱な私を育ててくれた母さん




私は母さんの子になれて、本当に良かった


今までありがとう母さん


本当にありがとう 、