https://www.city.toride.ibaraki.jp/hisho/shise/shokai/ayumi/meiyoshimin.html

取手市/取手市名誉市民の紹介 (city.toride.ibaraki.jp)

 

取手市議会議員選挙は支援する候補者が残念な結果に終わりましたが、市内のあちこちを見ることができ、また小堀の渡しや坂道、遺跡など取手市の魅力にも触れることができました。市議会議員としてご当選された方々には、選良として取手市発展と市民福祉の向上に尽力されることを期待したいと思います。

 

ところで市役所にも度々足を運んだのですが、庁舎正面に2体の胸像が建立されていました。一体は「中村金左衛門先生」、もう一体は「菊地勝志郎先生」でした。お二人とも取手市名誉市民に選定されています。

 

取手市には名誉市民が3人選定されており、もうお一人は高校野球監督として取手第二高等学校を夏の甲子園全国大会で優勝に導き、さらに常総学院高等学校でも全国優勝を果たした「木内幸男」氏です。

 

こうして、市民の目に触れる形で、名誉市民の功績が顕彰されるのは非常に重要なことだと思われます。以下、碑文をご紹介します。

 

 

 

「菊地勝志郎先生」

 

   記

 

 先生は大正九年藤代町に生まれる 昭和十三年現在の茨城県立龍ヶ崎一高を卒業し同十九年菊地家を嗣ぐ 同三十年現在の菊地植木建設株式会社を創業 同四十四年茨城県造園建設業協会ちょうに就任 同四十九年旧取手市農協組合長 同五十四年第三代取手市長となり平成七年まで四期十六年間 市の発展に尽力する その間 取手地方広域下水道組合設立 長年の懸案であった火葬場の建設 取手駅周辺整備 県立取手松陽高校 東京芸大取手校 取手市グリーンスポーツセンターの開設 平成四年茨城県市長会長 同五年日中教育交流推進により中国桂林市教育学院名誉学院長の称号授与 同七年勲四等瑞宝章授与され 同八年取手市名誉市民の顕彰に輝く

 先生の卓越した識見と指導力を高く評価 永く後世に伝えるため胸像を建立するものである(原文のママ)

 

平成十三年四月吉日

菊地勝志郎先生胸像建立委員会一同

制作者 澄川喜一

題字 平山郁夫

 

なお、制作者の澄川喜一先生も題字を書いた平山郁夫先生も、ともに文化勲章受章者であり東京芸術大学名誉教授です。東京芸大取手校が取手市に立地した功績に応えたものだと思われます。