総合国語塾の徒然話

総合国語塾の徒然話

国語に関する質問募集中。できる範囲で答えます。
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【台風接近についての対応】

こんにちは

8/25~31は休塾日で、明日から授業再開の予定ですが、皆様ご承知の通り、沖縄県内に台風11号が接近しています。先程暴風警報が発表されました。

9/1の8:00までにこの警報が解除されない場合は休講とします。わかりやすく言うと、

 

明日

①通っている学校が休校になった

②交通公共機関が停止した

のどちらかに該当したら塾もお休みです。

 

皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご了承願います。

総合国語塾 﨑山

【お仕事の関係者・保護者の皆様へ】

8/25(木)~31(水)は休業、完全オフに入ります。様々な依頼事、お問い合わせは業務再開の9月1日(木)までお待ちください。

具体的に言うと「25~31日の間は連絡しないでね」ということです。メッセージを送られても読みませんし、電話も取りません。9月からまたがんばりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

8/3~8/5の三日間、那覇市の久場川児童館にて小学生向けに作文指導を行いました。

発想の練習、説明する方法、具体化のコツ、物語の続きを好き勝手に書く、ウソツキニュース・・・などの小作文で書く楽しさを伝えた後、今日はメインの「読んでいるひとが楽しくなる読書感想文の書き方」に取り組みました。

 

子どもにとっては夏休みの大きな課題となる読書感想文ですが、型に沿って書けばすいすいと書け、読み手にとっても楽しい内容に仕上げられます。読書感想文の重要ポイントは物語の内容ではありません。「自分のことをどんどん語る」のが優れた読書感想文です。意外にみんな知らないのですが。

 

「読書感想文の型」

①内容を軽く紹介する

→きっかけやあらすじ

②面白い、とか悲しいな、とか心が揺らいだ場面を紹介する

→軽い感じでよい

③②をきっかけに、自分の出来事(似たような経験)や、自分だったら何をするか、などをたくさん書く!!

→これが一番大事!

④また、②を書く。

⑤また、③を書く。

⑥感想まとめ

 

一気に完成させた子もたくさんいました。これで原稿用紙4枚くらいはすぐに書けますよ。お試しあれ。

 

そして作文のコツを教えた久場川児童館の子どもたちは、みんな一生懸命真摯に取り組んでいて、教えながらもジーンとしました。素晴らしい地域ですね。お招きいただいた屋宜さん、関係者の皆様に感謝します。

 

 

こんにちは いよいよ夏休みに入りましたね。

いくつか連絡です。

①7/21~8/23の間、15時から開いています。早めに来れる生徒は早く来てくださいね。

②8/11(木)山の日、および8/25(木)~31(水)は休講です。

③8月12(金)(ウークイ)の日は通塾日ですが、都合の悪い方はご相談ください。

※土曜日は通常通り

 9:30-11:30

13:30-15:30

です。

吉田拓郎さんが今夏で歌手を引退されますね。彼の数多い名曲のひとつに『夏休み』があります。「花火を買ってた夏休み 指おり待ってた夏休み」など少年期の夏の情景や体験を飾らぬ言葉で綴った歌詞は、子ども時代の懐かしい記憶を優しく呼び起こさせてくれます。

 

さて、この詞の響きの通り、夏休みは子どもにとって日常の延長線上ながら、一年で最も学校を離れ、普段の生活と異なった多くの体験を得られる季節でもあります。

 

というわけで、(もちろん学業を疎かにしてはいけませんが)夏休みはお子さんと少し遠出して自然とふれ合ったり、親戚の家に泊まったり、様々なものを見聞し、普段の生活では味わえない日々を体験させましょう。なぜなら、こうした体験・思い出は感情の幅を広げ、「内なる言葉」や「自ら考える力」を涵養するからです。そして沸き起こった心の動きを、日記や会話でどんどん言語化し、積極的にアウトプットしましょう。

 

日々国語指導を行って実感しますが、長文読解における「~はどういうことか説明しなさい」という記述問題や、「~についてあなたの考えを書きなさい」といった作文・小論文問題が苦手な子は、普段から自分の考えや感情を出せていないケースが結構多いです。しかし、たとえば「説明しなさい」といった記述問題の場合、本文を読みつつも主体的に「思考」し、選定する言葉を「判断」し、自らの言葉で「表現」しないと正解にはたどり着きません。

 

肌で感じた体験は主体的に考えるきっかけにもなり、結果として国語力伸長にも寄与します。学習も大事ですが、ぜひ夏休みにお子さんとたくさんの思い出を作ってくださいね。

 

(ジュクタン7-8月号 掲載)

「世の中には二種類の人間がいる。『カラマーゾフの兄弟』を読破したことのある人と、読破したことのない人だ」(村上春樹・作家)

 

「これぞ最高峰の総合小説。これを読まずして文学を、いや人間を語るなかれ」(齋藤孝・教育学者)

 

「およそ続編というものが全く考えられぬほど完璧な作品」(小林秀雄・評論家)

 

各分野の大御所を心酔せしめた長編小説なのは存じていたものの、視界からさけ、未読のまま人生を過ごしておりました。

 

しかし「文学」・「教育」・「国語」で糊口をしのぐ身なれば避けては通れぬと一念発起し、読み始めて5カ月。ようやく私も「『カラマーゾフの兄弟』を読破したことのある人」に前進しましたよ。

 

と、いつもならここで書評を記しますが、本作品については「簡単に言い表せない」というのが正直な感想。世界が抱えている問題の全てを語る試みに近いのです。

 

神の存在の是非、人間の矛盾や両面性、良心、残虐性、科学の功罪、罪と罰、家族の愛憎、希望と絶望…2000ページの物語の中に、我々人間と、我々人間が生み出した世界観が集約、濃縮されており、各エネルギーが多声的に、爆発的に噴出している。それを軽々しく論ずることはできない、私には。読後の思いを披瀝し、物語の各場面を紹介するなら、作品と同じ2000ページに及ばないと作者に失礼ではないかとさえ感じます。

 

物語序盤は、ロシア文学特有の冗長、抽象的、重々しい表現の繰り返しに疲れ、何度か挫折しかけました。500ページ過ぎても登場人物紹介メインで、何の進展も事件も起こりません。物語の舞台を整理整頓しながら4カ月位かかりましたよ。

 

ところが

 

上巻5章『プロとコントラ Ⅲ 兄弟、近づきになる』の、イワンがアリョーシャに語りかける場面から、我が目や肌が書面に吸い込まれるがごとくの驚異的な体感速度でページが進み(ただ飲屋で兄弟が会話しているだけなのに!)、最後の下巻まで二週間で読み切りました。

 

中巻からは「何だ、この傑作は!何だ、この傑作は!」とのめり込み、読了した直後は、物語世界と現実世界の境目は見事に霞み、脳内朦朧、酩酊に似た恍惚感がしばらく続く有様です。

 

作者ドストエフスキーは、作品発表の翌年に喀血し意識を失い、永眠するのですが、「確かにこれほどの宇宙的傑作を創造したなら、あとは死んでしまうかもしれない」と妙に腑に落ちました。

 

蛇足になりますが、明治以降の文豪と呼ばれる日本人作家の作品には、ドストエフスキーの影響が多くみられるという発見もあり、彼が日本文学界にどれほどの衝撃を与えたかを知る機会にもなりました。

 

何だか、私の国語骨が隅々までビシッと強化された気分です。皆さんもぜひこの傑作古典に挑戦してください。景色が変わりますよ。

【連絡】

①今月は第五週の休みはありません。

(来月に一週間休講期間があるため)

②夏休み期間中に、(たとえば旅行等で)出席できない日があれば、振替対応しますので、お気軽にお知らせください。

②7~8月の休講期間は

・日曜日

・7/18(月)海の日

・8/11(木)山の日

・8/25(木)~31(水)です。

【お知らせ】
4/29(金)~5/5(木)は休講です。