さいたまW624



1.8MHzのトップローディングアンテナですが、まだ運用していないので飛ぶか飛ばないか性能は解りませんが結論からすると、ほぼ煮詰まり完成のメドがたちました😀
1.8の電話が許可されても、あ~なるほど、そうなんだ程度でした。去年は諸事情により無線にも出ていませんでしたし。しかし今年の春以降にローカル局が1.8モービルで出ていると聞き凄いなと思った。また、そのアンテナを付けた別のローカルとスライドした時から心がちょっと動いたのでした。
とはいっても実際に理論上可能なんだろうけど実際に作り始めたとして、はたして本当に出来るのかは全く解りませんでした。
案の定2〜3本トップ仕様を巻いても全く合う気配も無い感じで実際は梅雨くらいから夏ちょっとくらいまでの間だけ、かなり気合が入ったのですが、その後調整に進展が無いと、どんどんトーンダウンに入り下降線⤵ちょっとイジっただけで夏から冬まで放置プレーに入っていました(´;ω;`)結局は答えが解らなくて嫌になっていたのです。
このまま合わないで迷路に長く入っていると訳が解らなくなり他に作っても合わなくなるのではないか❓と焦り7、3.5も作り大丈夫だったので安心した程でした。テストで共振している訳だから棒ツッコんでも1だよなと解ってはいるが言い聞かせ、手持棒1メーターを突っ込んで2.2メガ、2メーターツッコんで1.7台になる。
取り敢えず仮で銅の棒1mに篩の底を合体させて1.9だったので大丈夫だよな、とホットする。
しかし流石に、こんなんじゃ走れない。
と言うか、その前に赤城下ろしで円盤が強風を受けエレメントが揺れてしまってアナライザーの針はブレブレ💦1〜∞。これがエレメントの長い仕様の欠点の一つ、電波は出せない。
無風ならポータブル/1でテストも可能だが強風なので諦める。
画像のこの容量環で約1メーター短縮になった状態。




3.5からでも波長が長いのでエレメント+円盤分を巻かないといけないんだよなーとイメージする。
特に走行するのであれば本体にしっかり規定量の巻きを入れブレない程々のエレメントの方向にしなくてはならない。1.8の作りかけを調整をする。

走らない仕様:1.779 50Ω 1.0 低いので解いていきカットを入れるだけ。


走れる仕様 巻っぱなし:1.8MHz台 50Ω SWR1.0

キッカケを掴み地道に調整と測定を繰り返した結果50ΩでSWR1.0になった。
ドロ沼にハマった時に大人買いした高耐圧コンデンサー群は結局は出番がなく在庫に、逆ターンも必要無くなったので新たに調整してみる。とても私には縁のない領域だと思っていたが、1.8メガを作ることにより新たな発見も多く、とても勉強になった。1.8モービルを始めたローカル局I氏に感謝しています。
全ての仕掛品は整合回路無しで巻きと絞りで同調がとれると確信をした。
1.8の制作はかなり苦しみに苦しんだが、結果的には、やはり特別では無くハイバンドと同じ事を地道に行う事により同調することが出来た。

おわり。

ヘリカルアンテナの作り方・調整の勘所と肝(巻きと絞りだけで調整する場合)
ヘリカルアンテナが好きで今後も製作する予定のある方は参考にしてみてください。

初心者には難しいのですが、作る以上はハイバンドで50Ωの時にSWRを限りなく下げるのを心がけて練習をして仕上げることに重点を置きます。いきなりローバンドでセッティングを出すのは不可能です。最初は(波長の短い6mと10mの両方、この2つを両方製作して調整練習をするのが一番良いと思います。理由:波長が短いので巻き入れが一番少なく帯域も取りやすいので、ここで全てのコツ掴み、出来れば更に同じ周波数帯で極端に違う仕様2本を同じ周波数で帯域を意識して共振させた物を作ります。※必ず巻きっぱなしの限界点を知る事が最も重要になります※)最初は必ず1接点だけで練習をして、1接点で間違い無く目標周波数で共振させてベストセッティングを出せる様になってから、3接点での練習を開始します。この意味と関係性が解らないと最初は良くてもバンド周波数が下がるにつれて、どんどん合わなくなります。)余談ですが、共振の考え方を応用すれば当たり前なのですが、難しい計算式を使用しなくてもアナライザーさえあれば、3接点で蒲の穂アンテナや空芯アンテナ(2・上ラッパ)も製作できます。
これらが比較的簡単な理由は巻き入れの手間が少なくて、コロコロ周波数偏移がなく、三段階調整が効くからです。やっている事は最終的には同じで、必ず最少接点で仕上げます。
最良点を下げる事により例えば1.2〜1.5でセッティングを出している人よりも更に下からセッティングが出ている為に帯域を稼ぎ効率良く電波は出る。
仕様によりますが、10メーターなどではセッティングが出ている空中線のSWRはベタで張り付いた部分はUの字よりも上から押し潰したベタ部分は鍋底の様に平らがとれます。ベタで帯域がとれているアンテナは建物等の外部障害物にも強く針はブレづらい。調整時に障害物の無い場所で1になるのは当たり前なので、若干微妙な怪しい所で1をとり、測定器を付けたまま車輌を動かして確認をすると1から針がブレだす場所〜限界点が分かる。どういう場所へ行くとバランスが崩れるかが解るので無駄にキャリアを入れる必要がなくなる。特に走行運用にはこの辺りが効きますが、他の人よりも下から帯域を稼げているので得だけで損は一切ありません。
直接波で差が出ます。

実際には、わざと壁横1m位に車を横付けして調整しています。実測で壁と空中線の距離は70cm程ですが3.5までは何の問題も無くベストセッティングは出ます。ただ1.8調整時だけは何故か針の反応が出た時点から目標周波数へ向かって、そのまま詰め行くと結果的に詰め過ぎで懲りた経験が有りますので注意をしています。二本目からは目標周波数に近づいて来た時点で、慎重に一応安全牌で車両をちょこっと若干良い場所に2〜3場所移動して何箇所かで測定をして煮詰めました。


実際にはヘリカルは簡単だと言っている人も、どこまで何を基準として言っているのかは解りませんが、実は50Ωでベタは難しいと思います。殆どは1.5以内だからいいやで、例えば1.3から1.0にできない場合が多いと思います。
自分もそうだったので良く解ります。目の前の棒にただ線が巻いてあるだけですから、その棒の何処の何が可怪しいくて合わないのか❓そんな事言ったって最初は何が何だか全く意味が解らなく迷路にハマり、かなり難しいと言うか無理だと思います。
その1.3になってしまっている原因を根負けせずに突き詰めて1.0に修正出来る経験値が増えると、まぐれでは無く、どんな仕様でも毎回巻きと絞りで1.0まで追い込む事が出来るようになります。カットする銅線も少なくなっていき、調整にかかる時間は長さを間違えてハマらなければ1接点仕様ですと50MHz〜1.8MHzは10分程度になります。先に合わせるだけ合わせておき、後は時間を掛けて抱きつかせ仕上げて行きます。

巻の長さでだけでビシッと合っているのと、合っていない物を何かで合わせているのは全く違いますし誤魔化しが利かないので、そこは粘りに粘って合うまで頑張る所です。

大昔に21MHzや28MHz辺りを製作して、なかなか合わなく出来損ないで二〜三週間位は楽に掛かっていた記憶があります(汗)のでコツを掴み慣れの問題だと思います。

製作時に問題のあった点を改善してネガティブな部分を一つ一つ潰し次回の課題にしていくと腕は確実に上がります。
次に同じ要領で下のバンドの目標周波数で作ります。50→29.28→24→21・・・と下がって作るを繰り返します。

固定ではなくモービルで、もし極端に合わなくチューナーを使用しているとすれば、それはアース容量、同軸、給電部や基台取付位置に問題が無いとすれば空中線のセッティングが出ていない証拠になります。ハイバンド辺りでコンデンサー等を入れている人は規定量の巻きの入っていないということになるので、長ければ切る。短ければ延長コイルを入れるエレメントを伸ばすで対応します。ローバンドでも同じで別にコイルで熱になるような事をしなくても緊急事態使用以外は自分の対応領域で棒を作っておき差し替えれば良いだけです。
ハイバンドで共振の経験値が増えるとローバンドでも同じ事が可能になります。
波長が長いので巻く量が増えるだけです。
どんな尺取りやテーパー角でもピンポイントで目標周波数で合わせられますので、巻き終わるスペースがあって規定量を巻き、調整作業領域を確保出来て調整が効けば可能という事になります。
7メガ→3.5メガ→1.8メガ

1.8メガでも同じで若干厳しい条件辺りで50で1の同調をとっておきます。ただ帯域が狭いのでハイバンドのような粘りは無く障害物との距離が近いと一瞬で針は∞になりますので限界点を知っておくと走行運用でもある程度参考になると思います。




おわり😀

1.8MHz調整編3に続く。