国の責任だ!政治家が悪い!

  私達はよく叫ぶ…。けれど…そういう人達を選んだのは、私達。

  私も叫んだ。

  図書館は何時から、そんなにエラく成ったのかと……

  然し考えを改めた。

  そうなるには、総てに、必然性があったのだと。 ダレも与えられた環境内で、必死に活きている。

  図書館が大きな力を、権限を得ているとしたら、其れは、図書館が今や無くてはならない存在であり、見合う以上の働きをしている証明にも、私には想える…。  

 

  街なかから、書店が消えていく…。

  出版社、大規模書店は、一般人から、そのターゲットを、全国に散らばる図書館 にシフト変換したかと、私には思える。

  大量買取合戦が展開する。

  最大手の出版社、書店は、売らんがなのスターを、育て、各マスコミに喧伝する。それにつられた若者や読書好きを、煽る。

  流行に乗り遅れまい、話題の波に一番乗りしたいと、流行作家に飛びつかせ、

  図書館員は、利用者の要望の高い本購入という、三者ウインウインの図式の完成である。


  この乗合バスに、乗りたいから乗っているのか、はたまた乗せられているのか…?!