王道と覇道の違い (2) | ソ連風来坊のブログ

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台湾出身の一匹狼、旧ソ連陣営と東アジアを報道

先月下旬、ロシア西南部の観光名所ソチで大型会議が開かれて注目された。

 


「ロシアとアフリカ経済サミット」(саммит«Россия — Африка»)

写真で紹介しながら分析します:

 


アフリカより大勢の代表団が集まった

 


賑やかな会場と会議現場 

 

ロシア風の歓迎式を体験するアフリカ各国の代表

 

アフリカの方がロシアの先端技術に興味津々

大会に出席したプーチン大統領の主な談話は下記の通り:

“アフリカの発展を妨害しているのはテロリズム、過激なイデオロギー、国際的な犯罪、海賊などである。近年に限って言えば「アラブの春」の風に影響され、北アフリカで多くの国々が巻き込まれて莫大な被害を受けた。未だにISやアリカイダなど過激組織が活動中。地域の安定を取り戻すためには、テロと戦う軍事力の現代化がとても重要だと我々はそう思う。というわけで、軍事面での協力が不可欠。すでに30ヶ国以上は我が国と軍事技術合作に関する協定を結んだ。我々は軍事技術を提供して平和を取り戻すように協力する。”

“一方、我々は技術を提供し、エネルギー、石油、金属の発掘に協力するほか、人材養成と教育も大事な目標として育て、地域の経済向上に役立つ。”

今大会でロシアよりアフリカ諸国に総額200億米ドルの経済援助が決まり、同サミットは今後3年ごとに行うようと各国の間に合意された。

 

記念写真を撮ったとき、首脳陣たちの笑顔が満足した証拠とも言えよう。

従来、西側帝国主義に蹂躙されて弄ばれて捨てられたアフリカ、いつも時代遅れの徴として軽蔑されてなかなか欧米の屑どもより平等な扱いをされなかった。最近、「一帯一路」のスローガンを掲げて援助する中国だが、地元住民の考えを理解できず、喜ばれる相手でもなさそう。

ロシアならば、相手を理解するのが最も大事な課題なので、どこにいても相互尊重の原則として付き合う。アフリカ諸国との間に上手くいけるし、諸国から最も尊敬されて大切な存在になれるのではないか、というような感じがした。

(続く)

参照した資料はこちら:

https://www.vesti.ru/doc.html?id=3202527

https://www.vesti.ru/doc.html?id=3202881  

https://www.vesti.ru/doc.html?id=3202535 https://www.1tv.ru/news/2019-10-24/374514-v_sochi_startovalo_vtoroe_plenarnoe_zasedanie_sammita_rossiya_afrika 

 

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