諸事件の節目とテロリストたちの所業 (1) | ソ連風来坊のブログ

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台湾出身の一匹狼、旧ソ連陣営と東アジアを報道

20年になった、前世紀の大惨事は

 

今月のロシア、数ヶ所の都市はテロ事件の節目を迎え、被害を受けた地方では記念碑が建たれ、追悼式が行われた。

 

記念碑で献花する民衆 

 

話は20年前にさかのぼる。 

 

1999年、「第二次チェチェン戦争」が勃発、反政府武装がロシア軍と激突した末、隣のダゲスタン共和国へ潜入して対抗し続けた。前の記事で伝えられるた通り、当時のプーチン大統領が自ら現地へ駆けつけ作戦を指揮した。 

 

一ヶ月ほどの激戦を経て反政府武装は撃退されたものの、これで終わったわけではなく、次から次へとテロ襲撃を仕掛けてやり返した。しかも外国より助っ人が参戦して情勢を複雑化させた。 

 

チェチェン反政府武装の指揮者バサエフ(中)と、そのアラブ戦友(右)

 

1999年の九月に入ってモスクワ、ロストフ州、ダゲスタン共和国など数ヶ所のアパートで凄まじい爆発が相次いだ。

 

爆発した時刻がほとんど未明の朝5時過ぎ、人々が熟睡中、逃げるには間に合わなかった。

 

連続の爆発テロ事件によって307人が命を奪われ、2000人を超えた負傷者が出た。

 

事件の主謀はハッタブ(Хаттаб)というサウジアラビア出身のイスラム原理主義過激派と、

 

助手を務めるアブ・ウマル(Абу-умар) 

 

平民を無残に殺害した二人の悪党は後に粛清されたが、元凶のバサエフは捕まらずにどこかへ逃げて姿を消した。その後はもっと悪質なテロを企んできた。

 

 

ロシアにとって厳しい戦いとテロの悪夢が待ち受けている。

 

(続く)

 

参考した資料はこちら:

https://yandex.ru/news/story/V_Moskve_segodnya_vspominayut_zhertv_terakta_na_Kashirskom_shosse--02692b9ec0eb7c65fc709e3b32a9b734?from=newswizard&lang=ru&persistent_id=73628458&rubric=incident&stid=i8Jzh9Ujx48VRdtZLdUY&wizard=story 

https://www.1tv.ru/news/2019-09-16/372293-v_volgodonske_vspominayut_zhertv_terakta_kotoryy_proizoshel_20_let_nazad 

https://www.1tv.ru/news/2019-09-15/372288-dvadtsat_let_proshlo_s_momenta_serii_vzryvov_v_zhilyh_domah_v_rossii 

https://www.1tv.ru/news/2019-09-03/371601-v_den_solidarnosti_v_borbe_s_terrorizmom_v_rossii_prohodyat_traurnye_meropriyatiya_v_pamyat_o_zhertvah_terakta

https://yandex.ru/turbo?text=https%3A%2F%2Fwww.warchechnya.ru%2Fdokka_khamatovich_umarov%2F&d=1 

https://www.discred.ru/2018/01/08/terrorist-hattab-otravilsya-pismom/ 

 

 

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