再びトルクメニスタンへ、その三:豊かな自然と目覚ましい建設(2011年) | ソ連風来坊のブログ

ソ連風来坊のブログ

台湾出身の一匹狼、旧ソ連陣営と東アジアを報道

アワザのホテルに戻ったマクサト君が別の仕事があるため別れを告げた。暫らくして別人のガイドさんが会いにきた。バワさんの実の弟、テュレさんだった。これからの案内は彼が担当する。初めて流暢な日本語の挨拶で私を驚かせたテュレさんは、日本人の観光客をたくさん接待した。中には有名人もあった。タレントの間寛平さんがここでマラソンをやった時、テュレさんが通訳を務めた。


二日目の朝、運転手のレジェプさんがやってきてツアー開始。今日のメインは自然の名所巡り、ホテルよりかなり離れる郊外にある。


車は郊外へ走って二時間近く、最初の目的地に近付いた。その観光地をロシア語でзаповедник(自然保護区)という。野生動物や稀有植物などが生息して保護される地域なので見学するには事前に許可を取るのが必要で入り口での登録も不可欠。さすがのバワさんが事前に手配したため書類は揃い、レジェプさんが地元の方のお陰で簡単に済ませた。ソ連時代のシステムは昔のまま。




ここをガラボガズという、トルクメン語で「黒い喉」の意味。半円形の入り海でカスピ海の水を内陸へ吸い込む。沿岸では、動植物はいっぱい。




博物館の標本




湿地で生息する鳥たち






木に登ったトカゲ 


レジェプさんの話によると、鳥の繁殖の季節になるともっといっぱい見えるはず。今はちょっと寂しい時期。


次は自然の奇跡へ:




ここから出て半時間ほど、塩が沁みついた砂浜が見えた。グヴルマヤクという場所。




塩が山のように積まれた天然の彫刻






近所にある井戸の跡、遠い昔に人々が住んでいたらしい


見学終了、町へ向かって昼食。途中でも見物がある:




日に焼かれた岩壁 




このタンクは第二次世界大戦の頃、軍の補給として大きな手柄を建てたそうだ。


午後はアワザ地域での散策、ここを豪華なリゾート地域として国が建設に取り込んでいる。当時は一部しか完成してないが、綺麗に作った:




カスピ海より水を引いて川を作る




沿岸の風景も素晴らしい







遊覧船もあるが、残念ながら客が少ないので乗れなかった




夕方になると噴水が楽しむ


これで二日目の見学終了、勉強になりました。レジェプさん、テュレさん、お疲れ様!


明日はここでの最終日。


応援、宜しくお願いします:


にほんブログ村 海外生活ブログ 中央アジア情報へ