長生きやがんの予防には「一日の野菜や果物の摂取量を倍増すると良い」
1990年、世界健康機構は、「心臓疾患、脳卒中、糖尿病、肥満などのリスクを軽減させるために、一日5皿..........≪続きを読む≫1990年、世界健康機構は、「心臓疾患、脳卒中、糖尿病、肥満などのリスクを軽減させるために、一日5皿(400g)に相当する野菜や果物を摂ることを勧めます」と発表しましたが、この数値を新しく書き換えなければいけない研究結果を紹介します。

ロンドン大学が、12年間かけて英国人6万5千人を対象に行った調査によると、一日の野菜や果物の摂取量を5皿(400g)から10皿(800g)にするべきであるという結果が出ました。
野菜は果物の4倍も健康的であり、また一日560gの野菜や果物を摂った人は、様々な疾患で早死にする確率が、摂らない人に比べて42%減り、一日400gから560gを摂取していた人は36%、一日400gを摂取した人は29%、たとえ一日に80gから240gを摂取していただけでも14%も減っています。

さらに、最も多い量の野菜や果物を摂取していた人は、がんで死亡する確率が25%も減り、心臓疾患で死亡する確率が31%も減っています。

野菜や果物が体に良いことは、誰もが知っていましたが、摂取する量が増えれば増えるほど、早死を避けて、がんのリスクを減らすことにつながるという結果は驚きですね。外国に比べて日本人は野菜の摂取量は多いと思われますが、一日800gを目指して、野菜や果物をもっと食生活に入れて行きましょう!