内壁タイルの目地リフォーム~目地の劣化をSTOP!part2 | リフォームを成功させるポイント from杉並区

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西荻窪の池しんです

5月2日のブログで、「新築後1年経過しているにもかかわらず、未だに屋内のレンガタイルの目地から粉状のものが落ちて、床が白くなる」という田園調布の住宅のことを書きました。
本来は、ゴールデンウィーク明けに行うはずでしたが、先日第1日目の工事をしました。

このようなレンガタイルが貼られています。
これはブリックタイルと言って軽い素材のタイルです。
ご覧のように通常のタイル目地と異なり、規則性がなく、表面も凹凸があります。
この目地材はゆるめに練る(水分が多い)ため、若干目地砂が落ちやすいのかも知れません。

施工手順としまして、まず目地の落ちかけている目地砂を柔らかいブラシで落とし切ります。
次に、目地を硬化させる溶剤を塗ります。
今回使用するのは、ブログで「MCファイン」と共に何度か紹介させていただいた「MCタイト」です。

MCタイトは、もともと「脱スクラップ&ビルド」の思想のもとに、コンクリートの劣化を防止するために開発された商品です。
MCタイト処理をすることにより、主成分であるナトリウム、カリウム成分がコンクリート内部のアルカリイオン物質と結合し、細孔空隙、ひびを充填するように塞いでいきます。
ですから、コンクリートが緻密化し強度を増すばかりでなく、劣化要因となる雨水や有害物質の侵入を防ぎ、コンクリートの寿命を大幅に延ばすことができます。

今回は屋内なので雨水の侵入はありませんが、タイル目地を緻密化して結合力を増す目的で使用します。 

今回の施工で大変なことがあります。

ご覧いただければお分かりのように、天井高が4m以上あります。
これの落ちかけている目地砂を払って、MCタイトを塗布します。
当然回りはしっかり養生をしなくてはいけません。















次回は施工の様子を書かせていただきますので、宜しくお願いします。