快適リフォーム~マンションの床下地・置床工法のメリットとデメリット | リフォームを成功させるポイント from杉並区

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西荻窪の池しんです

マンションのリフォーム工事の大半が、床の下地組み工事が関係してきます。
  • スラブ(コンクリートの基礎)の上にフローリングやジュータンなどの床仕上げを行うための床下地組み工事のことです。
    以前は、大引と根太という木材で下地を組んでいましたが、現在は置床、またはフリーフロアと言いまして、防振ゴムの付いたアジャスターで下地を造るのが一般的です。

    ■置床(フリーフロア)
     このように下に防振ゴムが付いているアジャスターを既定のピッチでスラブに置いていきます。
    アジャスタートップの木部の中央に穴が開いていますが、これは+ドライバーで高さをアジャストするためのもので、この部分をドライバーで回すことで高さの調整が簡単に出来ます。
    水平を出すには大変便利です。


     こんな感じで完成していきます。
    アジャスターの脚の防振ゴムに遮音性能がありますので、フローリング自体に遮音性能があるものでなく、直貼用のフローリングを使用できます。 
    遮音性能があるフローリングは体重が掛かると沈みますので、ジュータンの上を歩いているみたいで違和感があるという方にはいい工法だと思います。

     
     断面はこのように、スラブ(コンクリートの基礎床)との間に隙間ができます。
     
     ■置床(フリーフロア)のメリット
    ①床スラブとの隙間に排水管や
    給水・給湯管、ガス管、電気配線などを通すこと  ができます。
  • ②アジャスターの脚の防振ゴムが遮音効果があるので、階下への音を低減できます。
  • ③スラブとの隙間に空気があるので、保温性が向上します。
  • ④床に若干の弾性が生じるので、足が疲れにくくなります。
  • ⑤設置後に水平の調整が可能なので、既存の床スラブに多少不陸があっても水平精度を確保できます。

  • ■置床(フリーフロア)のデメリット
    ①床スラブにフローリングを直貼するのと比較すると、費用も工事時間も掛かります。
    ②床の位置が上がるため、天井の高さが低くなります。

    多少のデメリットがあっても、設備配管や電気配線の融通が効くため、リフォーム工事のプランが広がりますし、足も疲れにくいので置床をお勧めします。